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第177話 漁り漁り。 ページ11

あ、お三方出てきた。
ケイジ「お、偶然だねー。もしかして尾行してた?」
さすが金髪私服でも警察官。鋭い。
七瀬「よー分かりましたね。ギンが怪我してロビーに入ってきたあたりから見てましたよ。」
ケイジ「…半分冗談だったんだけどな。そこまで来るとストーカーの領域だね。
逮捕しようか?」
七瀬「遠慮します。そして少年法で守られます。」
サラ「茶番やってないで行きますよケイジさん。」
ケイジ「はーい…」
おぉ、いつの間にかケイジさんがサラさんの犬に…。
そう言えば2階の『鏡』の部屋で肩車させてたねサラさん。
飼い慣らしてらっしゃる…。
ケイジ「…なんか今、失礼なこと考えなかった?」
七瀬「さぁ?気のせいじゃないですか?」
ケイジ「ふうん…」
さてー、私も医務室に行きましょーかー。

【医務室】
あ、空調すげぇ。めっちゃ管理されてる。
ハンナキー「あ、こんばんは…何かありました?」
七瀬「いや、何も?ただ探索したくてね。」
ハンナキー「そうですか。では、ごゆっくり…」
ソファに腰掛けて、テーブルの上の医療器具…もとい、蓋の空いた救急箱を漁る。
ガーゼ、包帯、医療用テープ、解毒剤、消毒液、ハサミ、絆創膏、傷を縫う用の針と糸…などなど。
…ふうん。なるほどね。へー。

へぇー。ハサミなんて置いちゃっていいんだぁ、へぇー。

チラリとハンナキーを見やる。
…よしよし。見てない。
バレないようにハサミを抜き取り、スカートのポケットに滑り込ませる。
緊急用ね、緊急用。使うつもりはない。
使う場面がなきゃいいけど。
何事もなかったかのように漁り続ける。
…内心超笑ってるなんてハンナキーには言えないし顔に出せないな。
七瀬「…くっ……ふっ…ww」
ハンナキー「……?」
ヤバい、笑っちゃいそう…てかもう笑ってる。
やめやめ、切り替えろ切り替えろ。
…なるほど。こんな感じか。
小さめの麻酔まで置いてあるわ。救急箱の領域じゃない気がする。
まぁいいか。ある程度貰って行こう。
七瀬「ハンナキー、ここの中身ちょっと貰っていい?」
ハンナキー「あ、いいですけど…少々お待ちください。」
ハンナキーは奥から小さめの鞄を持って来てくれた。
ハンナキー「この中に必要な物を入れて行ってください。足りないものは補充します。」
ありがたぁ…。
ガーゼと包帯、消毒液、医療用テープ、絆創膏、解毒剤を入れる。
………。

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Valeria - 如月 霞梛さん» マジ( ^ω^ ) (2021年11月9日 16時) (レス) id: 77bc4160b0 (このIDを非表示/違反報告)
如月 霞梛(プロフ) - マジで学校で髪切ったの?(*゚0゚*)スッゴッイ! (2021年11月9日 16時) (レス) @page45 id: dc74666ec7 (このIDを非表示/違反報告)
Valeria - YONESAN7777 =)さん» ありがとうございます!最近は執筆がとにかく楽しくてめちゃくちゃ書いてるんで、楽しみにしててください!(´∀`) (2021年11月2日 23時) (レス) id: 77bc4160b0 (このIDを非表示/違反報告)
YONESAN7777 =)(プロフ) - いつも更新を楽しみにしております。無理せず頑張ってください! (2021年11月2日 22時) (レス) @page37 id: 16816748ce (このIDを非表示/違反報告)
Valeria - せなっちさん» ありがとうございます!お大事に…╰(*´︶`*)╯ (2021年10月27日 23時) (レス) id: 77bc4160b0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Valeria | 作成日時:2021年10月3日 2時

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