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教室には結構人がいて、こうしてみると改めて緊張してしまう
2年生ともあって周りにはきっと知り合いだらけみたいで。
みんな友達と楽しそうにお話ししていて、それは長太郎くんも同じみたい。
まだ長太郎くん以外には友達がいない私はお兄ちゃんから誕生日にもらった本を読む
「鳳。ちょっといいか」
すると、長太郎くんを呼ぶ聞き慣れない声
「日吉？ごめん、ちょっと待ってて」
それまで話していたお友達に断りを入れてその日吉(?)くんのところまで少し駆け足で向かうその姿を私は自然と目で追ってしまう
やっぱり長太郎くんはイケメンと呼ばれる部類なんだろうか。うーん、私なんかがお友達でいいのか。
「ののさん！ちょっといい？」
そんなことを考えていると横に長太郎くんがいて、声をかけてくれた。読んでいた本を閉じて後ろについて行く
『何かあったの？長太郎くん』
「あー……実は友達が話したいって言ってて」
お友達？なんでだろう。なにかしてしまったっけ……なんて考えると目の前にはさっき長太郎くんと話してた男の子
『は、はじめまして』
「お前、青学の不二さんの妹って本当か？」
いきなりこれか。なんか、苦手だ
『そうですけど……それがなにか』
「へぇ〜……お前がねぇ」
視線がいたい。この感覚、大嫌いだ
足がふらつくけど必至に堪える
目の前がチカチカして力が入らなくなる
まただ、いきなり学校に来たのが間違いだったのかな
もうだめだと思った時、私の携帯が鳴る
『……はい』
「A…？大丈夫？元気ないね、何かあった？平気？お兄ちゃん迎えに行こうか？」
助けてくれるのはやっぱりお兄ちゃんで、いつもなら少し面倒に感じるこの質問責めも今みたいなときは優しさとして受け止められる
『ふふ、大丈夫。心配しすぎだよお兄ちゃん。でもちょっと不安だったから声聞けてよかった。』
「えぇ……ってほんと？良かった。頑張ってね、何かあったらすぐ連絡だからね」
『わかってる、ありがとう。お兄ちゃんも頑張ってね、ばいばい』
やっぱりお兄ちゃんの声は安心する。
「おい、もういいか？」
しまった、完全に忘れていた
この失礼キノコくんのことを。
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています！更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか？ (2021年4月11日 14時) (
レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
真白 - とても面白いです。更新をお待ちしております。 (2018年11月18日 12時) (レス) id: f6986c40da (このIDを非表示/違反報告)
そらまる(プロフ) - 美樹さん» すみません、外し忘れていました。 (2018年2月20日 13時) (レス) id: fd812d1847 (このIDを非表示/違反報告)
美樹(プロフ) - これは二次創作ですので、オリジナルフラグを外して頂けませんか？ (2018年2月19日 14時) (レス) id: e536c968fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星乃 | 作成日時：2018年2月19日 10時
