Salt 11 ページ11
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びっくりして、声も出せずにいると、
大「気の迷いなんかちゃう」
今度は少し弱々しい声が聞こえた。
じゃあ、何で。
そう続けようとしたけど、声が出ぇへん。
あれ？これは、あかんやつ……。
大「桃瀬！？」
重岡くんの声が聞こえて、そこで私の意識は途絶えた。
「ん………、あれ……」
目を覚ますと、白い天井。
保健室や。
「あら、大丈夫？貧血みたいやけど」
「はい……、大丈夫です」
保健室の先生がおるのは当たり前か。
「あの、私のこと……」
「あー。黒髪の男子が連れて来てくれたで？」
「そうですか……」
「授業受けれそう？無理はせんといて欲しいけど、私少し席を外すから」
受けようかな。
そう思って体を起こしたけど、まだちょっとくらくらする。
「もう少しだけ休んでいきます」
「あ、そう？外しても大丈夫？」
「はい。ありがとうございます」
もう一度横になって目を閉じた。
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.
.
「桃瀬………」
重岡くん？
「好き」
額に柔らかい感触。
「重岡くん………」
うっすら目を開けると、ベッドのそばに重岡くんがおって、私の頭を撫でると、立ち去ろうとした。
「待って！」
大「……！桃瀬」
「重岡くん………、さっきの……」
夢か現実か定かじゃないけど、
「もし現実なら………、私も」
大「え？」
「私も、重岡くんが好き」
私の突然の告白に面喰らった様子の重岡くん。
この反応は、やっぱりさっきのは夢やったんかな……。
大「でも、桃瀬は淳太のことが……」
「私も中間先輩が好きやって、思ってた。でも、ほんまは逃げてただけ」
大「どういうことなん……」
「ほんまは重岡くんに素っ気なくされて、ずっと何でなんやろって考えてるうちに重岡くんのことが気になって、
他の女子と話してるのを見て、嫉妬したこともあった」
ほんま、アホみたい。
「でも、重岡くんは明らかに私のこと嫌ってたの分かってたから、好きになるのが怖かったし、嫌やった」
洗いざらい、全部重岡くんに私の想いをぶつけた。
夢やとしても現実やったとしても、もうどうにでもなれ。
大「桃瀬。今言うたことほんま？」
「うん…………」
大「よかった………」
「え………？」
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れもんぐらす(プロフ) - Cotton Candyさん» ありがとうございます！すみません、最後の最後までキュンキュンできるところがなくて……。最後までお付き合いありがとうございました！ (2017年1月23日 17時) (
レス) id: f176e7c170 (このIDを非表示/違反報告)
Cotton Candy(プロフ) - 完結おめでとうこざいます。最後の最後に重岡さんにキュンキュンしました笑 (2017年1月23日 15時) (レス) id: c22a377e50 (このIDを非表示/違反報告)
れもんぐらす(プロフ) - すぴんさん» ありがとうございます！そう言っていただけて安心しました笑 最後までお付き合いいただきありがとうございました！ (2017年1月22日 17時) (レス) id: f176e7c170 (このIDを非表示/違反報告)
すぴん(プロフ) - 完結おめでとうございます！！こういう重岡くんも好きですね。読んでいてきゅんきゅんしました！ (2017年1月22日 16時) (レス) id: f7fd1c07dc (このIDを非表示/違反報告)
れもんぐらす(プロフ) - Haaaaruuuuuさん» ありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです！了解しました！ご協力ありがとうございます！ (2017年1月9日 18時) (レス) id: 9d79b3e08d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもんぐらす
| 作成日時：2016年12月30日 22時
