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深澤「おはよー。」
陽葵『ママ、おはよぉ。』
『おはよう。』
いつもはふっかに強請って抱っこで降りてくることが多いけど今日はダメと言われたのか、寝ぼけながらおぼつかない足取りで階段を降りてきた。
ふっかは陽葵が踏み外して落ちないかと心配しているよか、そわそわしていて少し面白い。
陽葵『だて、おはよぉ〜。』
宮舘「おはよう。ご飯、テーブルに運んでくれる？」
陽葵『わかったぁ！』
宮舘「ありがとう。」
いつもは危ないからとさせなかった配膳を手伝うようにお願いする舘様。
陽葵はそんなみんなの変化に気づいてるのか、気づいていないのか至って普通に受け入れている。
それからいつもの様に保育園に行った陽葵を夕方になったので迎えに行き、手を繋いでいつもの帰り道を歩いていると陽葵が話し出した。
陽葵『ママ、みんなどうしちゃったんだろうね〜？』
『ん？なにが？』
陽葵『なんかねー、いつもとちがうの！』
『あのね、陽葵。皆は陽葵がお姉ちゃんになるのをお手伝いしてくれるんだって。だから陽葵も皆に甘えないで頑張れる？』
陽葵『そうなんだぁ！わかった！ひまり、がんばるね！』
いざ始めてみれば物分りのいい娘に反して、苦しそうなのはシェアハウスのメンバーだ。
陽葵に物を買い与えたいのに、私に禁止されているからうずうず。
更に、陽葵が甘えてこなくなって、どんどん元気が無くなってる気がする…(失笑)
陽葵『ひまり、おつかいいってくるね〜！』
岩本「え、なんで？俺が行くよ！何買ってくればいい？」
『ひーくん？』
岩本「あ、Aさん。」
陽葵『いってきまーす！』
岩本「気をつけてね！絶対だよ！？知らない人には、ついて行くなよ！？それと、道路渡る時はちゃんと右左確認してね！？」
陽葵『ひーくん、うるさーい！』
岩本「えっ…。」
陽葵『ふっか！ひまりあしたからじぶんでおきる！』
深澤「え、出来る？」
陽葵『うん！できる！ひま、おねえちゃんだから！』
深澤「そ、そう…。」
陽葵『ふっか、あしたからもっとねてていいよ！』
深澤「嬉しいはずなのにすっごい複雑な気持ち…。」
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作者名：Sakuya
| 作成日時：2021年1月19日 15時
