向日葵の咲くおうち ⑤【雪】 (ページ2)

今日:7 hit、昨日:4 hit、合計:481,769 hit

・ページ2

🌻

深澤「ただいま〜」

阿部「おかえり〜」

目黒「ほら、陽葵。ふっかさん帰ってきたよ？」

めめの膝の上できゃっきゃしてたのに、俺が来た途端めめの胸に顔を埋めちゃったんですけど…。

えー、まじ？

お姉さん、そんなにですか！？

そこで、お兄ちゃんモードのラウールが陽葵の肩をポンポンと叩いた。

ラウ「こら。ひまりん、おかえりでしょ？」

陽葵『……おかえり』ﾌﾟｲｯ

「「「………」」」

………いや、かわいいけども！？やっぱり寂しいよ！？

深澤「陽葵、ふっかのとこおいで？」

陽葵『やぁ』

深澤「なんでよ〜！陽葵のふっかだよ？」

阿部「なんか言い方が気持ち悪い」

深澤「ひっど！」

陽葵『……ふっかは、ひまりのことがいちばんがすき？』

深澤「うん。ふっか先生はみんなが大事だけど、先生じゃないふっかは陽葵のことがいちばん大好きだよ」

陽葵『ほんとぉ？』

深澤「本当」

陽葵『ふっかぁ〜！！！』

めめの元から俺の所へ来た陽葵の顔は涙でぐちょぐちょで大変なことになっている。

深澤「もぉ、そんな泣かないの。お姉ちゃんでしょ？」

陽葵『……むぅ』

佐久間「ふっか、こんなに可愛いレディーのこと泣かせるなんて罪な男だな！陽葵、俺なら泣かせたりしないよ！？今からでも遅くない！おいで！」

深澤「ばーか。佐久間には、やんねーよ！」

陽葵『ふっか、だいすき！』

深澤「俺も大好きだよ」

君がいつか反抗期を迎えて俺のことを嫌がる時が来たら、俺は今日のことを思い出すんだろうな。

……出来ればそんな日は一生来て欲しくないけど。