57 -メンディーSide- ページ7
皆が帰る準備やら眠そうな裕太君と龍友を起こしてる間にそっ、と
部屋を出てお会計へ。
ここは一番俺が年上だしね…格好付けたい訳ですよ。
Aも、俺のこと見直して…違うな、もっと褒めてくれるかな。
なんて、下らない事考えながらレジの店員さんに声を掛ける。
メン「あの、すいませーん。お会計を…」
「えーっとお座敷の方ですよね…あれ？先ほどお支払い頂いてますよ？」
メン「へっ？」
「あ、あの方に、少し前にお支払いして貰いましたよ。」
店員さんが指差す先には玲於から荷物を貰ってお礼を言ってるA。
あ、もしかしてさっきのトイレの時…！！
『あ、メンさーん。荷物持ちましたんでそのまま出て大丈夫です。』
って、財布を持って間抜け面な俺に何もないみたいに言うA。
いや、デビューは確かにAのが先だけど…年下に払わせちゃった。
メン「A、あのっ…」
『はい、メンさん荷物。さて皆で帰りますかー！』
俺の声がわざと聞こえないみたいに遮るA。
…負けた、完全に男前度で負けた…！！！
Aの男前度に落ち込んでいると亜嵐君がすすっ、と寄ってきた。
あ、…Aと離れて顔赤いの治ったんだね、良かった。
ちょいちょい、ってジェスチャーするので亜嵐君の耳元に顔を寄せる。
メン「何？どしたの？」
亜嵐「お会計ありがと、俺も半分出すよ。」
いくららだった？って財布を出しながら言う亜嵐君。
さっきまでAの隣で使い物にならなかったのに…
でも、ごめん亜嵐君。俺も幾らかわかんないんだ…。
メン「いや、ね。亜嵐君実は…」
亜嵐「ん？何々？？」
言いよどんでると、レジ付近で話す俺と亜嵐君を見た涼太がにっこり笑う。
待って涼太。違うから…
涼太「お、もしや？」
玲於「メンさん、亜嵐君ご馳走様でーす！」
裕太「お、ご馳走様っす。」
龍友「あざっす！ゴチでーす！」
涼太「あははっ！ゴチ確定なんや。ご馳走様でーす。」
『ふふ、ご馳走様でーす。』
次々言う皆に混じってお礼を言うA。
…支払いした上に、俺を最年長として立ててくれるとか…良い子過ぎる！
ここで、Aが払ったとは俺も言えないよ…
メン「あー、うん、今回だけ、ね。うん。」
亜嵐「あ、俺も良い感じ？やった。メンディー君。ご馳走様です。」
ほんとに有難うね、って言う亜嵐君。
うん、そんなに言わないで！！！！
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ゆうき(プロフ) - 面白いです。更新、楽しみにしてます。 (2019年9月2日 16時) (
レス) id: 9e39fec3dc (このIDを非表示/違反報告)
rio(プロフ) - 更新お待ちしてました！ (2019年6月18日 17時) (レス) id: bb13eedbde (このIDを非表示/違反報告)
琳 - お久しぶりです。久々の更新うれしかったです！ (2019年6月18日 10時) (レス) id: 721e14765b (このIDを非表示/違反報告)
もぐもぐ@書いたり書かなかったり(プロフ) - 雪さん» 雪さん、コメ有難うございます！勝手に臣君は心開いた子には無意識にパーソナル範囲狭くなりそうって思ってべたべたして貰いました！更新遅いですがまたよろしくお願いします！コメ本当に有難うございます！！ (2019年5月15日 22時) (レス) id: 41720338c2 (このIDを非表示/違反報告)
もぐもぐ@書いたり書かなかったり(プロフ) - 琳さん» 琳さん、まさかのしょうもない理由の痣でした、てへへ。 (2019年5月15日 22時) (レス) id: 41720338c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もぐもぐ | 作成日時：2019年4月4日 21時
