両面宿儺と女子高生の日常！8【呪術廻戦】

1年2年合同任務！　12 ページ15

「でもそれ、Aのせいではないでしょ」

『じゃあ、普段からお世話になってますって感謝の気持ちで』


帰ってすぐに五条の部屋に行くと本当に具合が悪いらしい。

目の上にタオルを乗せて寝ていた。


『せんせー』

小声で呼びかけてみる。


タオルを取らないまま「何？」と返事が返ってくる。


『アイマスク、買ってきましたー！』

ここも小声で、控えめに拍手をする。


五条はガバッと起き上がった。

「マジ⁉︎うわ、最高！いい生徒に恵まれたよ〜」


五条は抱きついてAが倒れそうなほど体重をかける。



「お礼に今日も連れて行ってあげようか？」



まあ、行きたいけど……。



『いや、また失くす気ですか？やめましょう。寝ましょう』

「じゃ、行きたくなったら声かけてよ。待ってるからさ」




部屋に戻ると、旅行といえば！の恋バナが始まっていた。

と、言っても全員相手がいないので過去の話や、どんな人が好き、というものだったが。


「おせーぞ、A。今恋バナの真っ最中だ」

意外にもノリノリな禅院は楽しそうに手招きをする。


『え！何の話ですか！』

「好きな人いるかって話」

Aも2人の近くに横になる。


「ちなみに野薔薇も私も今はいない」

「Aは？」



そんな期待した目で見られてもね…。



『私もいないですね…』

「そうよね、まず出会いがないっていうか」

「それな」

3人で肩を落とす。


『じゃあもし彼氏いたらどんなデートしたいですか？』

「私だったら一緒に買い物に行ってくれてー、荷物持ってくれて、綺麗な夜景見たいな〜♡」

野薔薇が幸せそうに話すから思わず想像してしまった。



買い物とかいいな〜。宿儺と一緒にウインドウショッピングとかさ〜。

あ、でも結局生得領域でしか会えないんだから基本インドアかな？



















……………え？今、何想像した？


なんでナチュラルに宿儺⁉︎



ドッドッと心音が耳に響く。



「＿＿＿＿で、＿＿＿＿A顔真っ赤よ？」

『あ、は、っ＿＿＿ごめん、ちょっとタンマ！』

口元を抑えて、バタバタと部屋を出る。



まずいまずいまずいまずい！
意味わかんない、意味わかんない、私、宿儺のこと…⁉︎

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