違う ページ10
距離感が掴めない中、六眼でも使ったのか
悟は易々と私の本物の位置を割り当てこちらへ向かう
苦しくて余計に息ができない
ヒュっと喉がなり、少ししか出入りしない酸素を必死に取り込む
頭が上手く回らない
反転術式は完了し始めていて、痛みが増しているが傷はもう塞がる寸前だった
今は息を整えることに全振りする
、
隣で怖い顔をしている悟を見上げると彼は私の肩に手を置き耳に口を近づける
「息、して」
低い声だった
魔法なんてありゃしないけど、まるで魔法のようだった
その言葉を境に深呼吸が出来るようになり、酸素の複製も再会できるほどまで頭が落ち着く
弱々しくぎこちないが苦しさはゆっくり減る
、
、
悟は任せろと言わんばかりに呪詛師の前に出ていくと、黙り込んでいた呪詛師もようやく口を開いた
「あああああああああ面白い。次はね次はね、みんなだよ！」
呪詛師が手印を結ぶと強制的に私の領域は解かれ、景色は更地に戻る
ただ、先程と違ったのはその帳も上がり始めていて、
巻き込まれた人が呪霊と変わっていたことだ
、
、
動かなければ
痛いとか苦しいとか言ってる場合ではない
小さな帳が上がり、まず目に入ったのはがらんとした祭りの通り
伊地知が手を回してくれたのか、そこにはもう人がいなかった
ただ、大きい帳はそのままなので術師は以前中に入れていない状況だ
「まずい、A！動けるか？反対側の帳は僕に開けなかった！きっと中には...この受肉体と同じ運命になる一般人が入ってる」
『了解、そっちは任せろ。...玉犬！』
脳はクリアだ
呪力も減ってない
酸素も有り余ってる
悟のおかげで体制を整えるには十分な時間が取れた
十種影法術のコピーで玉犬を召喚し、悟のそばに付ける
通信手段にも、交戦にも役立つはずだ
『悟に付けとく。何かあったら玉犬を』
「秒で終わらせてやる、無茶するな」
言葉が乱暴、彼も相当焦ってるし怒ってる
六眼なら分かっているだろう
今ここにいる受肉体は一つ一つが特級レベルだ
一体何者なのか、呪詛師が強すぎる
悟が負けるなんて思ってはいないが、秒でってのはきっと無理だな
『じゃあすぐ来て、私は秒でなんて無理だから』
皮肉も込めそう言う
悟は強い
でも心配しない訳では無い
とにかく無事でいて欲しかった
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cherry*(プロフ) - ナミさん» わーー！頑張ります🥺 (2023年3月25日 14時) (
レス) id: 24f8088d81 (このIDを非表示/違反報告)
ナミ - 番外編�‘匹泙擦督困�ました！面白いです！続きが気になります〜！書いて頂き本当にありがとうございますm(_ _)m 更新楽しみにしています！ (2023年3月22日 18時) (レス) id: cbde72f558 (このIDを非表示/違反報告)
cherry*(プロフ) - ナミさん» ご期待に沿えるか分かりませんがやってみようと思います❤️🔥ありがとうございますー！ (2023年3月21日 21時) (レス) id: 04cb4253df (このIDを非表示/違反報告)
ナミ - 番外編を考えてくださるだけで嬉しいです😭シチュエーションみたいなのは夢主ちゃんとの日常的なのをもう少し見てみたいです！夏祭りを任務無く,普通に楽しんだり…ハロウィンで仮装したり…？無理いってすみません💦 (2023年3月21日 13時) (レス) id: cbde72f558 (このIDを非表示/違反報告)
cherry*(プロフ) - ナミさん» 読んで下さりありがとうございます😭そう言って頂き本当に嬉しいです❤️🔥今のところ番外編は考えてなかったのですが、ご希望のシチュエーション（？）とかがございましたら是非書かせてください（できるかは分かりませんが、😌) (2023年3月18日 6時) (レス) id: 04cb4253df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cherry* | 作成日時：2022年1月14日 4時
