結果 ページ5
るぅと「行動を起こしたのは沙羅さん自身ですが、それを導いたのは桜子さんなので」
まるで私の答えが分かっていたかのような口ぶりをするるぅとさん。
このタイミングで笑顔なの怖いな……。何かもう、流石としか言いようがないけど。
内心苦笑いをしていると、るぅとさんが「本当は他人に話すのは良くないのですが」と前置きして、
「桜子さんはこの件の仲介人なので結果報告をしますね」と口を開いた。
るぅと「＿＿＿帰り道、僕は沙羅さんから愛の告白を受けました」
『はい』
私の中に一気に緊張が走った。心の底から上手くいくといいなと思ってた。
でも客観的にこれまでの彼女を行動を振り返ると心配要素が沢山あったから、
正直上手くいかないなんじゃないかなって不安だった。
るぅと「僕は沙羅さんをそういう対象として見たことがなかったのでお断りしたのですが」
『……』
るぅと「お互いのことをもっと知るためにも、まずはお友達から始めることにしました」
予想外の回答に、私は一瞬の間を置いてから「え？」と首を傾げた。
”今まではホストと姫という関係だったから、僕のプライベートの部分は見せていないんです。
でもお友達になるということは心のパーソナルゾーンを沙羅さんに見せるということになるので。
……少しずつですが、一人の人間として僕も彼女と向き合っていきたいと思ったんです”
そう、明るい表情でそう伝えてくれるるぅとさん。きっと、お互いに何か掴めたんだろうな。
私はクスッと笑って「凄くいいと思います」と言葉を紡いだ。
すると、更衣室の扉がガチャッと開き、中からゾロゾロと人が出て来た。
るぅとさんは「僕も着替えて来ます」と言って頭を下げて立ち去って行った。
入れ替わりするかのようにななもりさんとさとみさんが現れ、
「桜子ちゃんは明日の朝も早起きしないといけないから先に帰ろっか」と言ってくれた。
たぶん、学校のことを言ってるんだろうな。私はコクンと頷いてお二人と一緒に苺荘に向かった。
苺荘に着いた私はさとみさんたちと別れて自室に行って寝る準備をした後、
家でお休みしていたちぐさくんたちに作ってもらった軽食を食べてから就寝した。
最近遅くまで起きてる日が続いて疲れちゃったからお風呂に入る気力が出ないな……。
まぁ、明日の朝入ればいっか。
私はそんなことを考えながらゆっくりと暗闇に意識を落とした＿＿＿。
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るー - あの、非常に言いづらいのですが、VOISINGのSの後ろのIが抜けてます… (3月29日 10時) (
レス) @page50 id: 1ea139476f (このIDを非表示/違反報告)
清水まりあ(苺きゅん。) - 内田さんちょっと好感度上がったww ちょっとすきになりました！(笑) (3月17日 22時) (レス) @page38 id: 63408e6da3 (このIDを非表示/違反報告)
さまー(プロフ) - 前半がいつもより主人公の気持ちが深く書かれててよかった！なんか…よかった！ (3月11日 15時) (レス) @page32 id: ad3984bf8f (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - 清水まりあ(苺きゅん。)さん» そうなんですか!?ありがとうございます!! (3月3日 22時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - さまーさん» 返信が遅れてごめんね!いつも褒めてくれてありがとう! (3月3日 22時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2024年2月9日 7時
