振り返り ページ4
ななもり「閉店時間過ぎてるし、
小ミーティングも始めなきゃいけないからそろそろ戻ろうっか」
さとみ「待たせてごめん」
ななもり「気にしないで。みんなにも二人が大事な話し合いをしてるって伝えてるから」
そんな会話をしながら店内に戻り、私たちは今日の振り返りを始めた。
ちなみにるぅとさんは沙羅さんを家まで送り届けるために不在だった。
あのお二人が上手くいくといいなと考えていると、
司会進行をしていたななもりさんが「次に」と言葉を紡いだ。
ななもり「仮オーナーの柚木桜子さんが、お店のために貢献してくれています。
皆さんも実感してる通り、これは簡単に出来ることではありません。
勇気を振り絞ってお店の未来を繋げてくれた彼女に拍手をお願いします!」
次の瞬間、店内に大きな拍手がこだました。
私の行動は自己満だって思ってたけど、STPRの役に立てたなら良かった。
お店の奥の方でミーティングを見守っていた私は数歩歩いて彼らに近寄り、
”飛んでもありません”と言って首を横に振った。
『私の行動は皆さんのフォローやお気遣いが無ければ成り立ちませんでした。
事件が解決したのは全員の協力があってこそだと私は思ってます。
＿＿＿こちらこそ、ありがとうございました』
そう言って頭を下げると、頭上から「真面目だね」と言うななもりさんの声が聞こえた。
顔を上げると、従業員さんたちはみんな温かい表情を浮かべていた。
私が数日前にここを訪れたときとは違う、冷たい視線も探るような空気感もない優しい雰囲気。
初めて味わう心地の良い感覚に、私は思わず頬を緩ませた。
ななもり「ー−−では、だいぶ夜も更けたということで今日のミーティングはここまでとします。
本日もお疲れ様でした!」
”お疲れ様でした”と挨拶が響くと同時に私たちは解散した。
自分の帰宅準備を済ませてななもりさんたちを待っていると、入口からるぅとさんが帰ってきた。
「おかえりなさい!」と迎え入れると、彼はクスッと笑って「ただいま戻りました」と言った。
すると、るぅとさんは”今日はありがとうございました”と微笑んだ。
るぅと「沙羅さんから、桜子さんが自分の背中を後押ししてくれたという話をお聞きしました」
『え、そんな風に仰ってくれていたんですか?』
るぅと「はい。……僕から見ても、沙羅さんを変えたのは桜子さんだと思います」
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るー - あの、非常に言いづらいのですが、VOISINGのSの後ろのIが抜けてます… (3月29日 10時) (
レス) @page50 id: 1ea139476f (このIDを非表示/違反報告)
清水まりあ(苺きゅん。) - 内田さんちょっと好感度上がったww ちょっとすきになりました！(笑) (3月17日 22時) (レス) @page38 id: 63408e6da3 (このIDを非表示/違反報告)
さまー(プロフ) - 前半がいつもより主人公の気持ちが深く書かれててよかった！なんか…よかった！ (3月11日 15時) (レス) @page32 id: ad3984bf8f (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - 清水まりあ(苺きゅん。)さん» そうなんですか!?ありがとうございます!! (3月3日 22時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - さまーさん» 返信が遅れてごめんね!いつも褒めてくれてありがとう! (3月3日 22時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2024年2月9日 7時
