夜御飯 ページ30
『子供らしくないってことですかね……?』
ころん「言い方を変えればそうだろうけど、僕は今の桜子ちゃんのままでいいと思うよ。
The・女子高生って感じの子はノリ合うだろうけど疲れるだろうし。
それに適度に真面目で明るい方が僕らも接しやすいしね」
＿＿＿STPRの皆さんって、よく私のこと褒めてくれるんだよなぁ。
やっぱり、ホストって人とお話するのが上手な方が多いのかも。
そんな会話をしながら階段を下りていると、より一層濃くなったカレーの薫りが食欲をそそった。
『わぁ、美味しそう……!!』
けちゃ「あ、桜子ちゃん!起きたんだね」
『変な時間に寝てしまってすみません。おはようございます』
寝ていたことがバレたことに少し気恥ずかしさを感じながら挨拶をすると、
けちゃさんは”えへへ”みたいな和やかな雰囲気で「おはよ!」と返してくれた。
可愛い方なんだな。見てると心が癒される。
クスッと笑って椅子に腰を掛けると、「桜子さん」と私を呼ぶ声が聞こえた。
しゆん「適当にご飯盛っちゃったんですけど、これぐらいで大丈夫っすか?」
『はい。ありがとうございます』
お礼を言ってお皿を受け取り、私は彼らが食卓につくのを待った。
そしてしばらくしてからその場にいる全員が椅子に座り、手を合わせて「頂きます」と頭を下げた。
こうやって大勢でご飯を食べるの、凄く久々だなぁ。
私は嬉しさでいっぱいになりながらカレーを一口頬張った。
『ん〜!美味しい〜!!』
けちゃ「良かった。今日のカレー、僕たちが作ったんだよ」
あっと「作ったって言っても、けちゃはほとんど見てただけでしょ」
”実質作ったの俺らだし”と呆れ顔を浮かべるあっとさん。
その言葉に、けちゃさんは「僕は味見係をしてたんだよ!」と反論していた。
しゆんさんも「それ料理してるんじゃなくて食べてるだけじゃない?」とツッコみを入れ、
リビングは凄く賑やかになった。
けちゃ「僕もレタスを袋から出すの手伝ったよ!僕も頑張ってましたよねぇ、ころんくん?」
ころん「う、うん!」
あっと「袋から野菜を取り出すだけの行為を料理とは言わないから!」
……いいなぁ、こういう何でも言い合える仲がいい感じ。
クスクス笑いながら会話を聞いていると、ころんさんが「やっと笑ったね」と微笑んだ。
『え?』
ころん「朝会った時と比べて元気ないなって思ってたんだ。でも……少し回復したみたいだね」
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るー - あの、非常に言いづらいのですが、VOISINGのSの後ろのIが抜けてます… (3月29日 10時) (
レス) @page50 id: 1ea139476f (このIDを非表示/違反報告)
清水まりあ(苺きゅん。) - 内田さんちょっと好感度上がったww ちょっとすきになりました！(笑) (3月17日 22時) (レス) @page38 id: 63408e6da3 (このIDを非表示/違反報告)
さまー(プロフ) - 前半がいつもより主人公の気持ちが深く書かれててよかった！なんか…よかった！ (3月11日 15時) (レス) @page32 id: ad3984bf8f (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - 清水まりあ(苺きゅん。)さん» そうなんですか!?ありがとうございます!! (3月3日 22時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - さまーさん» 返信が遅れてごめんね!いつも褒めてくれてありがとう! (3月3日 22時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2024年2月9日 7時
