疑問 ページ29
ばぁうさんと別れた後は自室に戻り、私はスウェットに着替えた。
最近まともに寝る時間が取れていなかったせいか、急に睡魔が襲い掛かってきた。
昼は学校で夜はホストクラブのお手伝い。なかなかハードモードだよなぁ。
そんなことを考えながらベットに横になっていると、すぐに限界が来てしまった。
『ふぁ……。ちょっと仮眠でも取るか』
沈みかけている夕日の光が差し込んでいる室内に、私はそっと独り言を零した。
”コンコンコン”
夢と現実の堺があやふやになっている
目をこすりながら体を起こすと、「桜子ちゃんいる?」と尋ねるころんさんの声がした。
「はい、います」と返事をすると、「ご飯出来たから呼びに来たよ」と返答が来た。
寝起きのダルさを感じながら床に足を付けてドアを開けると、
そこには良い香りを漂わせているころんさんが立っていた。この匂い……今日はカレーかな?
胸を高鳴らせながら彼を見つめていると、「起こしちゃってごめんね」と謝罪された。
『え?』
ころん「たぶんだけど、今寝てたでしょ?
引っ越してきたばっかりなのにゆっくり休みを取らせてあげられなくて悪いなぁと思って」
……ころんさんって、凄く優しくて真面目な方なんだな。
小さな変化をすぐに察して気遣ってくれる。きっとモテるんだろうなぁ。
私はクスッと笑って「ありがとうございます」と頭を下げた。
『確かに最近はあまり休息の時間が取れていませんでしたが、少し寝たおかげで楽になりました。
それに私は今怪我をしているので、これからお休みを頂く機会が増えると思います。
ですので、この件に関してはお気になさらないでください』
そういう意味では、怪我をして良かったのかもしれない。
私の言葉を聞いたころんさんは一瞬呆気に取られた表情を浮かべた後、「ぶはっ」と吹き出した。
何に笑われているのか分からず、「私、何か変なこと言いましたか……?」と首を傾げた。
ころん「いや、桜子ちゃんって本当に高校生なのかなって思っただけだよ」
『どういう意味ですか!?』
まぜ太さんと初めてお会いしたときも”JKっぽくない”って言われたけど、
私ってそんなに女子高校生に見えないのかな!?
大人の世界に踏み込みすぎて生意気だってことなのかなと不安になっていると、
「考え方とか人との接し方が大人っぽいよね」と返された。
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るー - あの、非常に言いづらいのですが、VOISINGのSの後ろのIが抜けてます… (3月29日 10時) (
レス) @page50 id: 1ea139476f (このIDを非表示/違反報告)
清水まりあ(苺きゅん。) - 内田さんちょっと好感度上がったww ちょっとすきになりました！(笑) (3月17日 22時) (レス) @page38 id: 63408e6da3 (このIDを非表示/違反報告)
さまー(プロフ) - 前半がいつもより主人公の気持ちが深く書かれててよかった！なんか…よかった！ (3月11日 15時) (レス) @page32 id: ad3984bf8f (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - 清水まりあ(苺きゅん。)さん» そうなんですか!?ありがとうございます!! (3月3日 22時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - さまーさん» 返信が遅れてごめんね!いつも褒めてくれてありがとう! (3月3日 22時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2024年2月9日 7時
