干渉 ページ26
『よく言われます……』
直したいとは考えてるんだけど、熱くなると周りが見えなくなってつい口を開いちゃうんだよね。
そろそろ本気で考えないとなぁと思っていると、
「根っからのお節介焼きなんだね」と苦笑いされてしまった。
『すみません!以後気を付けます』
まぜ太「いや、別に悪いことだとは言ってないよ?」
お説教をされる覚悟で再び謝罪すると、予想外の言葉が返ってきた。
驚いて思わず固まっていると、
「人によっては嫌かもしれないけど」とまぜ太さんは話を切り出した。
まぜ太「ー−−俺は、”たまにだったら”悪くないかなぁって思う」
靴を脱ぎながらそう言うまぜ太さんに私は呆気に取られた。
何というか、私が言うのもアレだけどまぜ太さんって結構ツンデレなんだな。
私の考えてることが分かったのか、彼は顔をしかめて歩き出した。
まぜ太「じゃあ、俺は先に部屋に戻らせて頂きます」
ジェル「お疲れ!」
まぜ太「お疲れ様です!」
まぜ太さんを見送った後、ジェルさんも「俺も戻りますね」と言って自室に戻って行った。
階段を上り切って姿が見えなくなったのを確認してから、私も部屋の方向に足を向けた。
一緒に戻っても良かったんだけど、ジェルさんとは関係が複雑だから先に行ってもらうことにした。
仲が悪いってわけじゃないんだけど、ジェルさんとはいまいち距離感が掴めない。
良い人だし、仲良くしたいとは思ってるんだけどなぁ。
でも、初めてお会いしたときのあの疑うような視線がどうしても気になってしまって、
未だに一歩踏み込めないでいる。
純粋に私に正体が気になってたって線もあるけど、
挨拶を交わした時は何かを誤魔化すような言葉の紡ぎ方と雰囲気を漂わせていた。
だから真意が読めないって言うか、親密な関係になるのが怖いって気持ちもある。
今の段階ではお互い深くは干渉しないから平和が保たれてるだけで、
これ以上彼の領地に足を踏み入れたらマズイと私の勘が訴えている。
変に避けるような真似はしたくないんだけど、必要以上の接触は考えた方がいいかもしれない。
そんなことを考えながら階段を上っていると、
二階に辿り着いたところで部屋から出て来た赤髪の男性とぶつかってしまった。うわ、ヤバッ……!!上手く避け切れず後ろから落ちそうになった瞬間、目の前の男性が咄嗟に私の腕を掴んでくれた。
「ー−−危ないっ!!!」
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るー - あの、非常に言いづらいのですが、VOISINGのSの後ろのIが抜けてます… (3月29日 10時) (
レス) @page50 id: 1ea139476f (このIDを非表示/違反報告)
清水まりあ(苺きゅん。) - 内田さんちょっと好感度上がったww ちょっとすきになりました！(笑) (3月17日 22時) (レス) @page38 id: 63408e6da3 (このIDを非表示/違反報告)
さまー(プロフ) - 前半がいつもより主人公の気持ちが深く書かれててよかった！なんか…よかった！ (3月11日 15時) (レス) @page32 id: ad3984bf8f (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - 清水まりあ(苺きゅん。)さん» そうなんですか!?ありがとうございます!! (3月3日 22時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - さまーさん» 返信が遅れてごめんね!いつも褒めてくれてありがとう! (3月3日 22時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2024年2月9日 7時
