誤魔化す ページ22
ななもり「この作戦は時間と条件が揃ってる人材が必要だから、
詳細を話すのはまた後でにしよう」
るぅと「そうですね。出勤時間も迫ってきてますし、僕も一時中断した方がいいと思います」
時計に視線を流すと針が18時15分頃を指していた……って、結構長く話してたんだな。
私も制服から私服に着替えるために立ち上がると、
ななもりさんから「今日は体験入店お休みにしよっか」と話しかけられた。
”良いんですか?”と驚くと、「当たり前でしょ」と苦笑いされてしまった。
ななもり「両手を怪我してる女の子に仕事なんてさせられないよ。
手の状態次第では、しばらく安静にした方がいいだろうし」
『わ、分かりました』
ななもり「連日働かせちゃってごめんね。今日はゆっくり休んで」
そう言ってニコッと笑い、彼らは職場に向かった。見送りをした後、私は一人きりになった。
正確に言えば他にもお休みを貰ってる人はいるだろうけど、今この空間にいるのは私しかいない。
広い部屋に一人だけって何かちょっと寂しいな。
そんなことを考えながら自室に戻ろうとした瞬間、ガチャッと玄関の扉が開いた。
『ー−−あ、ジェルさんおかえりなさい!』
ジェル「ただいま＿＿＿その手どうしたんすか?」
Tシャツにジャージ姿のジェルさんは、私の手の怪我を見て心配そうに尋ねてくれた。
”アハハ……ちょっと道端で転んじゃいまして”と答えると、
ジェルさんは一瞬何か言いたげな表情を浮かべてから「そうだったんっすね」と返した。
私が誤魔化してるって分かりつつも、気付いてないフリをしてくれたんだな。
その優しさに感謝しつつ、「ジェルさんは何をなさっていたんですか?」と話題を変えた。
ジェル「体力作りのためにランニングに行ってました」
『昨日も退勤時間遅かったのに寝ないで大丈夫なんですか?』
ジェル「少し昼夜逆転になってますが、今のところは大丈夫ですよ。そのための体力作りですし」
真面目な人なんだなと思いながら、私は「なるほど」と相槌を打った。
すると、またもや玄関の扉が開かれた。
ジェルさんの後ろを見ると、髪を黒と白にカラーリングを分けている男性＿＿＿まぜ太さんがいた。
彼は黒いズボンに白のYシャツという比較的シンプルな恰好をしていた。
首にはお洒落なネックレスまで付けている。
まぜ太「うぉ、この二人が一緒って珍しいですね」
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るー - あの、非常に言いづらいのですが、VOISINGのSの後ろのIが抜けてます… (3月29日 10時) (
レス) @page50 id: 1ea139476f (このIDを非表示/違反報告)
清水まりあ(苺きゅん。) - 内田さんちょっと好感度上がったww ちょっとすきになりました！(笑) (3月17日 22時) (レス) @page38 id: 63408e6da3 (このIDを非表示/違反報告)
さまー(プロフ) - 前半がいつもより主人公の気持ちが深く書かれててよかった！なんか…よかった！ (3月11日 15時) (レス) @page32 id: ad3984bf8f (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - 清水まりあ(苺きゅん。)さん» そうなんですか!?ありがとうございます!! (3月3日 22時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - さまーさん» 返信が遅れてごめんね!いつも褒めてくれてありがとう! (3月3日 22時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2024年2月9日 7時
