爆発 ページ38
え、ちょ、何でこんなに力強いの！？
私自身も結構な力で引き離そうとしてるのに、何故かビクともしてくれない。
どうすればいいんだろうと途方に暮れていると、るぅとさんが大きな声で彼女の名前を呼んだ。
その声が遠くまで響き、コールで盛り上がっていた店内は一気に静まり返った。
名前を呼ばれた当の本人は酔った様子で「何〜？」と不思議そうにしていた。
るぅと「サクくんは女性とのスキンシップに不慣れなんです。どうか彼を放して頂けませんか？」
「じゃあ、私が慣らしてあげる。私と一緒に遊びましょ？」
『えっ、ちょ、沙羅さん！？』
乗り気になってしまった沙羅さんは私の服の中に手を入れ始めた。
ヤバい、そのまま上まで触られたら私が女だって確実にバレる。
沙羅さんを止めようとした瞬間、「ー−−いい加減にしてください！」という怒声が聞こえた。
驚いて顔を上げると、るぅとさんが目に怒りを宿しながら彼女を見ていた。
るぅと「ホストにだったら何をしてもいいと思ってるんですか？
だとしたらそれは大きな間違いです。
僕たちにだって人権はあるし、同意のないスキンシップは嫌なんです。
これ以上の行為は酔っていたからという問題で収まりません。
今すぐ彼から離れないと、一生STPRから出禁にしますよ」
正論をかまするぅとさんに対し、
沙羅さんは「何も怒鳴らなくなっていいじゃない！」と言い返した。
……酔いが回りすぎて正常な判断が出来なくなってるのか。
咄嗟に私はそう感じ取ったけど、るぅとさんは「今までずっと我慢してたんですよ」と呟いた。
るぅと「ホストへのセクハラ行為に、他の姫へのダル絡み。
一週間前なんてワイングラスを割るという器物破損もしてますよね？
これだけされといて怒りを覚えるなと言うのは無理な話です。
この際だからハッキリ言いますが、あなたはお店にとって迷惑ー−−」
ななもり「るぅとくん！！」
るぅとさんが全てを言い切る前にななもりさんが止めに入った。
……気持ちは分かるけど、これは明らかに言いすぎだ。
店内に張り詰めた空気が行き渡り、少し気まずい状態になってしまった。
ななもり「……言っていいとこと悪いことがあるよ。他の姫も怯えてるから、ここは怒りを抑えて」
るぅと「＿＿＿声を荒げてしまいすみませんでした。深くお詫び申し上げます」
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さまー(プロフ) - 雨萩さくりさん» 楽しみだぜ！ (2月9日 7時) (
レス) id: ad3984bf8f (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - さまーさん» ありがとー！！進化系人類のさくりさんだからこれからも面白いと思う作品を沢山届けていくぜ！ (2月8日 19時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
さまー(プロフ) - 愛されるべきおバカと自称している進化系人類ってwどんな肩書き！？面白すぎるよさくりー！ (2月8日 16時) (レス) id: ad3984bf8f (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - みやび。さん» コメントありがとうございます！小説の書き方が好きだと言ってもらえて嬉しいです！STPRはもちろん、VOISNGメンバーもこれからどんどん出していくのでお楽しみに！！ (2月6日 16時) (レス) @page48 id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
みやび。 - えぇぇぇ！？元々この小説の書き方が好きで読んでたんですけどそこに推しが登場するかもしれないとかもう命日です、ありがとうございます…泣 (2月6日 9時) (レス) id: fee9ea9627 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2023年12月21日 8時
