念の為 ページ24
心の中で自分の勘が当たらないように願っていると、
ななもりさんが「あんまり勝手に動くことはないとは思うけど」と前置きして口を開いた。
”明日は、STPRの従業員から絶対に離れないでね？”
真剣にそう訴えてくる彼の言葉に、思わず「そんなに危ないんですか？」と声を上げてしまった。
ななもり「沙羅さんは可愛い系の人が好みだから、念の為にね。
男装した桜子ちゃんが狙われても困るし」
『な、なるほど』
そう言った後、ななもりさんは「今日はもう遅いから寝よっか」と私に視線を流した。
忌引きの期間が今日で終わるから、明日から学校だ。早く寝ないと寝坊することになっちゃう。
私は”そうですね”と返事をして、彼と別れて自室に戻った。
超特急でお風呂に入って寝る準備をし、布団に入って目をつむった。
体を揺らされる感覚と共に、耳元で誰かが喋っている声が聞こえる。
重いまぶたをゆっくりと上に持ち上げると、焦った様子のちぐさくんがいた。
どうしたんだろうと思いながらまだボーッとしている脳を起こそうとしていると、
ちぐさくんが「今日、月曜日でしょ？サクちゃん、学校に行かなくて大丈夫？」と問いかけてきた。
その台詞で、私の頭は一気に覚醒した。
『今何時！？』
ちぐさ「７時４５分。でもサクちゃんの学校はここから近いから、急げば何とか」
『OK、ありがと！』
”間に合うと思うよ”というちぐさくんの言葉を遮り、私は自分のパジャマに手を掛けた。
「えっ、ちょ、ちょっと待って！まだ着替えないで！？」と叫ぶ声が聞こえた頃には、
私は第三ボタンまで外していた。……あ、そういえば、ちぐさくんも男の人だったんだ。
手で顔を隠しながら私の部屋から出てくれる彼に申し訳なさを感じながらも、
今までにないくらいスピーディーに制服に着替えた。
荷物を持って１階に下りると、飲み物を口にしているさとみさんとるぅとさんが談笑していた。
「おはようございます！学校に行ってきます」と声を掛けると、
二人とも驚いた様子でこちらに視線を送っていた。
クルッと背を向けて玄関に向かおうとすると、背後から「JK！」と呼ぶ声が聞こえた。
……この状況だと、私しか女子高生いないよね？
そう思いながら振り返ると、私の真後ろにさとみさんが立っていた。
さとみ「お前、飯は？」
『時間がないので抜こうかなと……』
さとみ「＿＿＿待ってて」
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さまー(プロフ) - 雨萩さくりさん» 楽しみだぜ！ (2月9日 7時) (
レス) id: ad3984bf8f (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - さまーさん» ありがとー！！進化系人類のさくりさんだからこれからも面白いと思う作品を沢山届けていくぜ！ (2月8日 19時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
さまー(プロフ) - 愛されるべきおバカと自称している進化系人類ってwどんな肩書き！？面白すぎるよさくりー！ (2月8日 16時) (レス) id: ad3984bf8f (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - みやび。さん» コメントありがとうございます！小説の書き方が好きだと言ってもらえて嬉しいです！STPRはもちろん、VOISNGメンバーもこれからどんどん出していくのでお楽しみに！！ (2月6日 16時) (レス) @page48 id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
みやび。 - えぇぇぇ！？元々この小説の書き方が好きで読んでたんですけどそこに推しが登場するかもしれないとかもう命日です、ありがとうございます…泣 (2月6日 9時) (レス) id: fee9ea9627 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2023年12月21日 8時
