GFの天才少女は異能持ちらしい 2【約ネバ×文スト】

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ノーマンside

レイ「確認するぞ
昼飯の後自由時間に入ったら俺とAでママを引きつける
ノーマンとエマは塀に上って「下見」
ドンとギルダは屋外 ハウス2階の南窓が見える位置にいろ」

「「？」」

レイ「万一 俺とAがママを引き付けられなかったら合図する
エマ達(こいつら)に伝えてソッコーで下見中止させろ」

「「！」」

『多分ママは疑ってる。バレてるって感じじゃなかったけど楽観はできない。土壇場でこっちの誘いに乗らない可能性もある』

ドン「そうなったら諦めるのか？下見を」

レイ「ああ 場合によってh…『いや、続行しよう』は？ちょ、A？」

『あと脱獄まで6日しかない 下見のチャンスは今日しかないと思うの』

ノーマン「確かに…どう？レイ」

レイ「……わかった続行だ
いいか？「制御できない」と思われたら終わりだ ママの目的は俺達の満期出荷
特にフルスコア4匹」

『ここまで育てて中途で出すなんて意地でもしたくない
制御できる内は絶対制御したい。自分にならできる
それがイザベラって飼育者
疑われようと怪しまれようと騒がず「制御できる」と思わせればいい』

レイ「ああ、幸い来月の定例出荷はない
決行までは6日だが究極 次1月俺の満期出荷まで2ヶ月半の時間がある
あくまで水面下 制御可能を装うんだ いいな？」

コクッ

ノーマン「……レイ、Aちょっといい？」

「『？』」

レイ「は?!「発信器を壊せる」をシスターに掴まれた?!」

エマ「Aの言う通りだった…情報は言葉だけじゃなかったんだ」

『ごめん、ボクももう少し詳しく言えばよかったね…』

ノーマン「利益もあったがしくじった。決行日を早めたい 発信器はいつ壊せる？」

レイ「……」ｶﾞﾀｯ

「「『？』」」

レイ「昨日お前らがシスターの部屋に行ってる間ママから貰った
お前らを売った報酬だ」

ノーマン「！インスタントカメラ？」

レイ「そいつを待ってた」

エマ「？」

レイ「それで最後のパーツが揃ったんだよ
もういつでも発信器は壊せる

下見次第で決行日を早めよう」

『でも、隠したかった手の内をシスターに読まれたのは厄介だね…』

ああ 厄介だ─なぜなら
レイが持つ発信器の無効化手段こそ
家畜(ぼくら)の反逆を示す決定的“証拠”!!

ノーマン「証拠だけは絶対に掴まれてはいけない」

エマ「掴まれる前に早いとこ下見して逃げよう」

レイ「ああ でもママへの対処は変わらんぞ」

『シスターはシスターで手を打とう』

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