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story44 ページ1

Noside

ドン「何 隠してる? 全部話せよ」








ギルダ「え…」

ドン「鬼… 農園?」

ギルダ(そんな……! コニーも皆も食べられる(・・・・・)ために…!?)


エマ「あとは…」


ドン「レイとAが……スパイ? ずっと…?」

ノーマン「僕らのために(・・・・・・)ね!」

ドン「……じゃあレイとAはあの日コニーがどうなるかわかってたのか

エマとノーマンは、俺達を敵だらけの世界(そと)へ騙して連れて行こうとしてたってわけか」

ドン「ハッアハハ ハハハ…」







ドン「ふざけんな!!」ゴッ

ドンはいきなり笑いだしたかと思えばノーマンを殴った

エマ「!!?」

ドシャッ

続けてレイも殴る

レイ「おいドン!!」

ドン「」ガッ!

『えっ!?ちょっ!うわっ!!?』ドンッ

そしてAとぶつかり一緒に倒れてしまった

ドサッ!


ドン「──っ!!」ガシッ

エマに掴みかかったと思ったら正気に戻ったのかドンは寂しげに言った

ドン「そんなに「荷物」なのかよ…

そんなにお前らにとって俺達は「守ってあげなきゃ(・・・・・・・・)何もできない弱者(ザコ)」なのかよ」

エマ「え」

─────
エマ「危険にさらしたくない」

ノーマン「真実を知らなければあの二人はまだ生きられるかもしれない」

─────

ドン「嘘つく理由くらいわかってるよ」

ギルダ(わかってる…エマはそんな酷い嘘つかない つくとしたらそれは…)

ドン「全て俺達を守る(・・)ため──だろ?

けどさ、頼ってくれたんじゃねぇのかよって
悔しいっつーか、惨めっつーか

俺達 お前らみたいに出来はよくない
よくないけど…!

家族だろ 兄弟だろ

少しは信じてほしいんだよ……!」


ドン「……ごめん!俺ちょっと変だ 頭冷やしてくる」

ギルダ「ドン…!」タタッ



エマside

エマ「……そんなつもり……なかったんだけど…
私 信じてなかったのかな……あの2人のこと……」

レイ「まぁ 対等だとは思ってないわな
……けど何言われても覚悟は出来てたはずだろ

「全員で逃げる」って時点でよ」

エマ「うん…でも…」

ドンもギルダも信じてくれていたのに
理解し(わかっ)てくれていたのに……




ドン「違うんだ…全部八つ当たりだ
ザコ扱いが悔しいんじゃない……

嘘を…つかせた 何も…してやれなかった
無知で……無力な俺が……

自分が本当にザコなのが悔しい…!悔しい…!!

強くなりたい… 強くなりたいよ…」

ギルダ「うん…」

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華藍(プロフ) - おもしろい!! (2022年12月24日 18時) (レス) @page26 id: 66eddf5a91 (このIDを非表示/違反報告)
文月 夜月 - とても面白いです!何日間かかけて一気読みしました!更新頑張ってください!応援しております! (2022年4月3日 15時) (レス) @page26 id: 58af1c9cba (このIDを非表示/違反報告)
YUYU86108480(プロフ) - コメント失礼します。このお話を読ませていただいてます!とても面白くて一気に読んでしまいました!!更新頑張って下さいね!! (2021年1月4日 15時) (レス) id: 046d470967 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白夜 | 作成日時:2020年6月14日 22時

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