第二四話『初任務先ようやく到着』 ページ25
『ゲホゲホゲホゲホゲホゲホォォォッ!!!』
初っぱなから咳のオンパレード。いやシャレにもならないけど。
どーも昨日の夜マジで死にそうになったAです。あはは。またまた〜いつもそう言ってんじゃんとか思ったそこの人!!今回はマジだから(?)!!
というわけでとりあえず無惨とかいうおじさんから逃げた私。いやぁ、私あんなに走れたんだ〜なんて思ったね。
『......いい目覚めだ』
心のオアシスお布団から起きて身支度を整えた私は、畳の部屋から出ていそいそとここの宿のおかん(訳:女将)に挨拶をする。
『おかん!!めっちゃ眠れました!!ありがとう!!』
「お〜よかったよかった。お安い御用だよ、なんせあんた道端でぶっ倒れてたからねぇ...本当に何があったんだい?」
『家出』
「もうそれ以上聞かないよ」
お腹空いてぶっ倒れてたところを救出して宿に泊めてくれたおかんに挨拶して、私は宿屋を後にした。いやぁ、マジでおかんには助かった。
空はもうお昼。いやどんだけ寝てたんだよ私。なんせ任務先の町まではもう少し遠いし...まだ歩くのかよ疲れた!!
―――――――――――
――――――
『ゼェゼェゼェ......つ、ついた...』
何で初任務なのに任務先がこんなに遠いんだろう(白目)。初任務特典とか無いのかな。てゆーかもう夜やん。どんだけ歩いたのよ私....??
とまぁ、そんなわけで私が歩いているこの町は、昨日の夜のようなそこまで発展した町ではない。家や店が少し立ち並ぶ、少なくとも鱗滝さんの家らへんよりはマシだと思う(失礼)。
さすがにこんな夜、歩いている人は一人もいない。そもそも情報が無いため、動きようが無いんだけど。鬼が本当にこんなところにいるのかなぁ。
......いない方が断然良いんだけどね(笑顔)!!!!
『......真っ暗だなぁ...』
音も気配も何もしない。なんて静かな町なんだろう。ふと夜空を見上げれば、不気味なくらいに綺麗な満月がぼんやりと浮かび上がっていて、だんだん怖くなってくる。
とりあえず家が立ち並ぶ道をパトロールしながら、それでも人一人としていないため、だんだん私も気が緩んできた頃だった。
『.........ん?』
ピタリ、と肌で感じた鬼の気配。ゾワッと鳥肌が一気にたった。いる、確実にこの近くに鬼がいる。手が震えて、まともに刀も持ててないけど、なんとか足を動かして気配を感じた大きな家の裏手にまわった。
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みるく - 藻さん» いつも楽しみに......!?ありがとうございますっ、感謝感激です!!ですね、もしかしたらそうかも......(( でも無惨様がラーメン食べてるとこ想像したら...笑 (2020年5月1日 22時) (レス) id: e3ab556303 (このIDを非表示/違反報告)
藻(プロフ) - みるくさん» いつも更新楽しみにしてますよ!!下弦に探させたんですか………!!?ないのに……!?相変わらず人使い荒いですね…そんなとこも好きです、見つかんなかったから下弦解体しちゃったのか………? (2020年4月30日 21時) (レス) id: e085f6cc78 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - 藻さん» そうです無惨様は悪くない(作者)!!本当にいつも読んでくださってありがとうございます、後日無惨様はらーめんとやらを下弦達に探させたとか何とか......。 (2020年4月30日 20時) (レス) id: e3ab556303 (このIDを非表示/違反報告)
藻(プロフ) - ら、らーめんとはなんだ……!!!?…………そうか、大正時代にラーメンないですもんね!!無惨様は悪くない!! (2020年4月30日 20時) (レス) id: e085f6cc78 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - 藻さん» 分かってくださった方がいた(盛大なネタバレ)!!いや本当にありがとうございます、誰やねんこの人とか思われたらどうしようかと思ってました......。パワハラ会議ご本人様々じゃないですか...あかん......(下弦風)。 (2020年4月30日 19時) (レス) id: e3ab556303 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるく | 作成日時:2020年3月31日 13時