しだれ桜の木の下で【沖田総悟】

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「やっぱり入る。」



え。


意外な返答に思わず目をそいつに向ける。


さっきまであんなに抵抗してたのに？



「無職はいやだし。」



……………なるほど。


なんとなくこいつの性格が見えてきた様な気がする。


最初はポーカーフェイスであまり読めなかったが今はかなり感情を表に出している。


人見知りなのか？


１人で考えていると、



「んじゃ明日からよろしくお願いしまーす。」



既に隊服の試着も済ませたらしい。


行動が掴めない。


土方さんも振り回されている。


なかなか楽しくなりそうだ。



「そのまま桜庭に振り回されてストレスで死ね土方ぁー。」


「総悟ぉ！……てか助けろ！こいつ行動が速すぎる！もう屯所に帰るって言い出した！」



ガキか。


もう１回言う。


ガキか。



「ねぇー早く帰りましょーよー。」



訂正。


ガキだ。(肯定文)

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