しだれ桜の木の下で【沖田総悟】

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「結局、神威はなんなの？春雨って？あのツルツルしたやつ？」

屯所に戻ってきた私たち。

「……とにかく、危ないやつだよ。」

トシはこんな説明しかしてくれないし。

「……」

寝てるし。

「お妙さぁぁん！」

ストーカーゴリラだし。


他の隊員はもう寝てるし。

もういいよ。

勝手に資料漁るから。


資料室的なところ。意外と好きなんだけどね。

…暗いのよ。

「あああ！灯り持ってこなきゃ。」

「はい。」

「おお、ありが…と？」

誰……

「僕ですよ！山崎ですよ！」

たぶんこの時からだと思う。

退に恋をしたのは……

「ちょっと！なにふざけてんですか！殺されるからホントにやめて！」

「ケチ。」

「ケチじゃない！」

「…でも、１番優しくてみんなのことをみれてるのはザキだと思うよ。」

「なんですか急に…」

「本当に。」

彼氏にするならザキだよねってこの前原田と話したもん。

「原田ぁ？！」

「うん。」

原田 右之助。7月6日生まれ、身長180�、体重90kg…

「なんでそんな細かいことまで知ってるの？！」

「いやーフォーゼのときからこの人売れるなぁと思ってたんだよね。」

「それ俳優さんの話だよね？！一ノ瀬ワタルさんでしょ？！僕も思ってたよ！」

「お前にワタルさんのことを語る資格はない！」

「理不尽！」

…………なにしようとしたんだっけ。



「神威でしょ！」

「ああ、それそれ。」

「２番目の棚にありますよ。」

「ありがとう。」



ったくもう、とかいいながら去っていったザキ。

なんだかんだ優しいんだけどね、

いじりがいがあるじゃない？

まぁいじるのはもうクセっていうか。

……うん。

資料みようか。

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