しだれ桜の木の下で【沖田総悟】

2枚 ページ2

「いやちょっと待って？！」



今、困惑を隠せず叫んだのは真選組副長、土方十四郎である。


無理もない。


局長(と書いてストーカーゴリラと読む)が17、8の女の子を連れて帰って来たのだから。



「で、近藤さん、どこから誘拐してきたんですかィ？」


「いや誘拐じゃないから！！」



そして然り気無く人の心をえぐるこの青年は一番隊隊長、沖田総悟だ。



「………」



最後、捨てられていたそこそこの美少女は我らがヒロイン、桜庭Aだ。



「それより、一体何者なんですか？」


これは……ジミー。説明いらない。


「いや説明してくださいよ！」


「山崎うるせぇぞ。」


「……桜庭A。17。」


「段ボールの中に入っていたのはなんで？」



ストー…近藤さんが優しく問いかける中、



「そんなことは後でさァ。手合わせすりゃァ大体分かるだろィ。」



おや、めんどくさくなりそうだ。

3枚→←1枚

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す