【イナイレ合作】ココロ＊キズナ【短編集】 (ページ14)

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Proverb【緑川リュウジ】＊ぱるページ14

頑張って答えるとリュウジは急に頭を抱えてしゃがみこんだ。

リュウジ「よかったぁ～っ！」

　『…え。ちょ、何。どしたの。』

リュウジ「だってぇ…ダメだろうって思ってたんだよぅ…」

…そうだったんだ。

リュウジ「グスッ…(´；ω；｀)」

　『え、ちょっと。何故泣く。』

リュウジ「分かんないぃ…」

ええ…

どうしたらいいのか分からないため、とりあえず頭を撫でてやった。

リュウジ「ううぅ…オレ、情けないな…」

　『そんなことないって。』

リュウジ「ホントに…？」

リュウジが顔を上げる。

…ああ、もう。何でコイツはこんなにカワイイんだ！？

多分、こんなことをしてしまったのは気の迷いだったんだろうと思う。
だって、そうじゃなきゃ私から────────

──────キス、なんてするワケないし。

リュウジ「…え？」

ほらぁ！リュウジだって変な顔してるしぃ！

恥ずかしすぎて顔を俯ける。

　『…気にしないで。』

リュウジ「…いや、ムリでしょ。」

　『…頼むから忘れて。』

リュウジ「いや、多分一生忘れない。」

　『やめて。忘れて。』

リュウジ「何で？…オレ、今すっごい嬉しいんだけど。」

…は？

リュウジ「ねぇ。」

頬を挟まれて無理矢理顔を上げされられる。

と思ったら唇を塞がれる。まあ、すぐに離されたけど。

そしておでこをコツン、とくっつけられた。

リュウジ「…言ったでしょ。オレはAが好きなんだって。」

…ダメだ。やっぱり私はコイツに勝てやしないや。

　『…私も…リュウジのこと大好きだよっ！』

これからも、ずっとね。