独歩の妹が可愛すぎてつらいんですが。【ヒプマイ】

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目を覚ますと前いた場所とはまたちがう。


手が後ろに拘束され上手く身動きが取れないが

四角箱のようなものに


入れられているらしいことは分かる

すると急に視界が広くなる

と目の前には、

『ーーお兄ちゃん！！みんな！！』


目の前にはイケブクロ 、ヨコハマ 、シブヤ、
シンジュク全てのディビジョンが勢揃い。


「助けを読んでも無駄だ。アイツらには

私たちのことは見えていないからな。」



私の箱の傍に置かれた、高そうな赤いソファに座り
赤い髪をなびかせながら私に言った。


『なんであなたはこんなことをするんですか
こんなことをするなんて
最低最悪の悪女です。』


私は出ることの出来ない壁を叩きながら訴えた。

すると壁全体に電流のようなものが流れ
体を痺れさせる。


『･･･ッアーーﾂﾞ！』


部下「口を慎め！このお方は内閣総理大臣補佐官、
警視庁警視総監、行政監察局局長
勘解由小路無花果様だぞ。」



内閣総理大臣補佐？

この世界の偉い人ってこと……

……ってなぜ私はそんな人に捕まってるの。


「やめい！勝手なことをするでない。
こいつがまた気を失っては困る。
これからバトルが始まるというのに、面白くなくなるだろう。」


そう笑いながら大きなダイヤの着いた杖をコツコツと地面を叩いている。


『…っ今のはー』


まだ先程痺れが残り上手く口が動かない。


「これは、ヒプノシスマイクから出るリリックに

反応する仕組みでなぁ、まあ、あヤツらのマイクと

同じダメージを受けるようになっている。」


お兄ちゃん達のアレと同じ？？


「ハハハッ！アイツらが言葉を乗せる度にお前が苦しむなんて奴らには耐えられるか、」


そんな……

この世界を変えるために戦うと言っていたのに。

私のせいで……


「哀れなものよ、こんな所に連れてこられ、
いつまでも苦しめられる運命とはな。」

いつまでも…

……そうだ。

私は幸せなんて望んでは行けない人間だったのだ。

幸せになりたいと願った私への代償か。


「「「ーーA！！！」」」


見える仕様になったのか、

彼らは私を見つけ名前を叫ぶ。


でもその声はあの時私には届いていなかった。


「お前達、女を助けたいか？ならば、

ディビジョンバトルの優勝者にやろう。」


そう言ってまた無花果様は高笑いをする。






こうしてディビジョンバトルは幕を開けたのだ。

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