検索窓
今日:11 hit、昨日:42 hit、合計:1,048,448 hit

#33 ページ33

「先生すみません。車を出してもらうだけでなく、運転までして頂いて。」



「気にする事はないよ、独歩くん。
車を運転するのは嫌いじゃないからね。」


今日は4人で寂雷先生の車で中央区に向っている。

「ほーんといつもすんません!」

そう言って助手席に向って乗り出し手を合わせる一二三。


「っちょっと待て...いつもだと?? 」

隣に座る一二三を驚くように見つめる独歩お兄ちゃん。


2人に説明されて、
そこで先生と一二三が釣りともという事実を初めて知って落ち込んでる。

『お兄ちゃんを、除け者になんかしないよこんどは4人で行こうねーって話になってたんだから。』


「って、A。お前も知ってたのか?」


そう言ってまっすぐ見つめられる。



『うん。
何度か連れてってもらったことあるよ?... 』


さらに目がうるうると潤って行くお兄ちゃん。なんか少し可愛そう。。

私が困った顔をしていると隣の運転席の先生が


「Aちゃんも言っているが、こんどは休みを合わせて4人で釣りを楽しもうじゃないか。独歩くん。」

「そうだぜー独歩!俺が独歩を除け者にするわけないだろ!!
もちろん。Aもだけど!!」


するとお兄ちゃんはパァっと表情を変える

「みんな...ありがとう。」

そう言って笑顔を見せる

4人で釣りにいくための
休暇をとることに意気込んでいた

こんな生き生きしたお兄ちゃんを見れるのは、先生と一二三のおかげだなぁと、

ふと思いふふっと笑うと。

「あ、Aかわいいー!!」

と言って助手席に座る私に抱きつく一二三。

「おい!!Aに抱きつくな危ないだろー。」

後ろのでわちゃわちゃしはじめたので、

私は前向きに座り直す。


「やはり、人数が、多いとドライブも悪くないね。」



運転中の先生が楽しそうに言う。



『ほんとですね先生!!

それにしても、今日はなぜ

私も連れて行ってくれるんですか?』

真横で運転する先生に聞く。


いつもヒプノシスマイクの、バトルなど全く連れて行ってくれなかったのに、


今日は何故か連れてきてもらえた。


この一言を言ったとき、
一瞬先生の顔が真剣な表情になった、

が、すぐいつもの優しく顔に戻る


「たまには、
4人で遠出もいいかなと思ったんだ。」


少し納得出来なかったけど、
それ以上に聞いてはいけない気がして、

それでこの話は終わりにした。



その後もたわいのない楽しい話が続き、


シンジュクディビジョンの楽しいドライブは続くのだった。

#34→←#32



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (611 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2047人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

pon(プロフ) - 最初の方の#2ページの気をつけますのとこが気おつけますになってるのがちょっと気になります… (2023年1月31日 18時) (レス) @page2 id: 62692fc6b2 (このIDを非表示/違反報告)
観原G佳(プロフ) - とても面白かったです!続きがどうなるのか見てみたいので、続編書いて欲しいです!m(_ _)m これからも頑張ってください! (2019年10月18日 19時) (レス) id: 9e096c4fd1 (このIDを非表示/違反報告)
はるはる。(プロフ) - いまづきさん» コメントありがとうございます(><)私もどうなるかドキドキしながら書いてます!!これからもよんでいただいたらうれしいです!!よろしくお願いします(*´ч ` *) (2018年12月8日 0時) (レス) id: 27f33b0843 (このIDを非表示/違反報告)
はるはる。(プロフ) - 聖亜@麻天狼 division 推さん» 大変お待たせしてしまい申し訳ございません(;_;)これからはこまめに頑張りますね!!これからも応援の程よろしくお願いします! (2018年12月8日 0時) (レス) id: 27f33b0843 (このIDを非表示/違反報告)
はるはる。(プロフ) - 朧流水斬さん» コメントありがとうございます!!これからもゆっくりになってしまうと思いますがたのしくかいていきたいとおもいます(><) (2018年12月8日 0時) (レス) id: 27f33b0843 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:はるはる。 | 作成日時:2018年6月21日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。