独歩の妹が可愛すぎてつらいんですが。【ヒプマイ】

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寂雷side


独歩君の話を聞いて私はこころが痛くなった。


そんなことがあったとは、

何かあるとわかっていたが、、


身を削るの意味を間違えてしまう人間。


そしてその身を滅ぼす人は何人も見てきた、


この愚かな人間によってできる世界、

人を苦しませることしか

出来ないのだろうか。


｢独歩君。話してくれてありがとう。｣


そうゆうと彼はまた目に涙を溜めながらもベットの横に座って、愛しい妹を見つめる。


｢先生。僕は、、｣

｢何も、誰も悪くないよ。

この世界は辛くて苦しいもの。

だから、私たちは、
この世界を変えるために戦っているのだから。｣



そう言うと。


独歩君は大きく頷いた。


すると、




私たちのお姫様が目を覚ます。




｢..お...お兄ちゃん。｣




泣きながら抱きつく独歩君。




｢...うっ、良かった心配したぞ。｣


｢ごめん。また心配かけちゃったね。｣



よしよしと子供をあやす様に、頭を撫でるAちゃん。


こう見ると、どちらが年上なのか分からない。
少し微笑ましい光景に頬を緩ませる。



迷宮壁のラビリンスウォール。
抜け出すまでには、まだまだ時間がかかりそうだ。


私も最善を尽くして、救い出そう。

そう心に決めたのだ。

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