14話 ページ16
『……ハァ……』
ため息をすると、土方さん睨まれた
「お前……下手すればこっちが首になるんだから気合を入れやがれ……」
『はーい!』
呆れている様だったので私は、こっそりと見張りを抜け出して屋台の方へ行った
「あっ!おい!A!」
後ろからよばれたけど無視の方向でー
──
「やった!とったりー!」
屋台で何かをとって喜んでいる声が聞こえて、ちらりと見る
二つの影があって……
後ろからそっと近づき、片方を叩いた
「痛っ……何するですか……ってAさんじゃないですかぃ……」
こっちを向いたのは、やはり総悟で……
『総悟……人が頑張っている時に何をしているのかなぁ?』
ニッコリと笑みを浮かべて言った
「いやぁ……Aさん。これには深い訳がありやして……」
総悟は、言い訳をしている
『……フフ……いいよ。昨日ぐらいならね。じゃあ、屯所でねー』
総悟は、キョトンとした表情だった
お祭りの時ぐらいはね……と心の中で思い見なかったことにしていた
すると、ドーンと音がなった
『あの方向は……将軍様の所……』
私は、逃げていこうとする人混みの中を逆向きに走って向かおうとした
『人が多すぎる……』
私は、人混みを避け裏道を使って将軍様のところへ向かった
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作者名:Sakura omochi x他1人 | 作成日時:2018年9月18日 1時