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門前に着くと、そこには既に五年い組の久々知と尾浜がいた。
「すみません、遅れました」
霞が軽く礼をすると、二人は笑って"気にしないで"と答える。
「全然遅れてませんし、むしろ早い方ですから！」
「なんならまだ来てない奴が三名ほどいらっしゃるようなのでね〜」
尾浜がニヤリと笑って五年長屋の方を向く。
まだ来てないのは竹谷、不破、鉢屋の三人だから、尾浜が言っているのはこの三人のことだろう。
「ふふ、なら良かった…ですかね？」
霞は笑顔で二人と会話をする。
久々知は最初少し緊張していたようだが、尾浜がいるからか、段々よく喋るようになった。
少しの間世間話を楽しんでいると、五年ろ組の生徒が走って向かってくるのが見えた。
「……あ、来られましたね」
「本当だ！おーい、遅いぞー！」
竹谷たちは息を切らせることなくここまで来て、"ごめんごめん"と謝った。
「雷蔵が銭をいくつ持っていくか迷っててさぁ」
「結局鷲掴みした分を持っていくって言うんだからすごいな」
「いやぁ、ごめんってぇ〜」
相変わらず仲のいい学年だなぁ、と霞が思ったところで、久々知が小松田さんへ外出届けを渡す。
つられて霞たちも提出する。
「これから皆でおでかけ？楽しんできてくださいね〜！」
小松田さんに見送られながら彼らは町へ繰り出した。
.
道中、竹谷が霞の手の汚れに気がついた。
「…あれ、切谷さん。手に墨ついてますよ」
「え？…あぁ、きっと書き物をしたときについてしまったのでしょう」
霞はそれに簡単に答える。
「事務のお仕事でついたものですかね」
「今日は事務で書き物は何も……あ、実家に手紙を書いたので、それかもしれませんね。」
そう言った霞に五年生の忍たまたちは興味を示す。
「切谷さんも手紙書くんですね〜！」
尾浜の言葉に霞が声を出して驚く。
「えぇっ、私手紙を書かないと思われていたのですか？」
久々知が"あまりイメージが..."と唸る。
「そんな…私、かなりマメな方ですよ」
霞が困ったように微笑んだ。
すると、鉢屋がいたずらっぽく笑い霞に問いかける。
「へぇ、彼女には書かないんですかぁ？」
「そ、そんなものいないです！」
霞は顔を赤くして否定した。
真相はまだ誰もわからない…かも？
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げんぢ(プロフ) - こよかさん» お忙しい中返信ありがとうございます!そうなんですか!とっても楽しみです~!😢♡無理なさらず主さんのペースで更新していただければうれしいです🙌🏻 (2023年1月23日 6時) (
レス) id: c90bc7c72b (このIDを非表示/違反報告)
こよか(プロフ) - ひかるげんぢさん» ありがとうございます〜！！思ったより忙しくて中々更新できてませんが、そろそろ続きを書こうと思ってますのでぜひぜひ！🥰 (2023年1月23日 4時) (レス) id: ff286fcc14 (このIDを非表示/違反報告)
ひかるげんぢ(プロフ) - すっごく内容がどタイプでした!続き楽しみに待ってます( ˊᵕˋ* )♩ (2023年1月17日 23時) (レス) @page19 id: c90bc7c72b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こよか | 作成日時：2022年11月7日 1時
