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｢…終わった｣
ようやくテストプリントの仕分けが終わり、霞はぐっと伸びる。
ふと外を見ると、辺りはすっかり夕暮れであった。
｢あとは吉野先生のお手伝いか｣
事務員っていうものは大変だな、と思いつつ、霞は部屋を出て吉野先生の部屋まで向かう。
秋が近づき冷たくなったそよ風が全身に当たる。
縁側にかけられたまま放置されている風鈴が虚しく鳴るのを横目に歩いていく。
そんな時、
｢おーーい！切谷さーーん！！｣
後ろからだいぶ大きな声で霞を呼ぶ声が聞こえた。
振り返ってみても、見たことのない生徒だ。
群青色の制服…五年生だろうか。
｢よかった、気づいてくれた…！｣
｢貴方は…？｣
｢あっ、すみません！俺、五年ろ組の竹谷八左ヱ門です！生物委員会の委員長代理なんですけど、手伝ってほしいことがあって…！｣
竹谷八左ヱ門は自己紹介したあと、必死そうに手伝いを懇願してきた。
事務員が忍たまのお手伝いを断るわけにはいかない。
｢構いませんよ。何があったのですか？｣
｢ありがとうございます！実は……生物委員の三年生、伊賀崎孫平のペットの毒蛇が勝手にお散歩しちゃいまして…｣
｢毒蛇が勝手にお散歩…逃げ出したということでしょうか｣
｢逃げ出していません！お散歩です！！｣
力説する竹谷八左ヱ門。どうしても"逃げた"とは言いたくないらしい。
｢なるほど…わかりました。お力添えさせていただきます｣
｢本当にありがとうございます！毒蛇のジュンコ探しお願いします！｣
そう言って竹谷は忙しなく走っていく。
その背中を見て、そういえば生物委員会は下級生ばかりだと聞いたなぁ…と思い出した。
(まだ五年生なのに、大変そうだな)
霞は吉野先生のお手伝いをあとにし、毒蛇捜索にとりかかった。
(流石に毒蛇をそのままにしておくのはまずい……早く見つけなくては)
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げんぢ(プロフ) - こよかさん» お忙しい中返信ありがとうございます!そうなんですか!とっても楽しみです~!😢♡無理なさらず主さんのペースで更新していただければうれしいです🙌🏻 (2023年1月23日 6時) (
レス) id: c90bc7c72b (このIDを非表示/違反報告)
こよか(プロフ) - ひかるげんぢさん» ありがとうございます〜！！思ったより忙しくて中々更新できてませんが、そろそろ続きを書こうと思ってますのでぜひぜひ！🥰 (2023年1月23日 4時) (レス) id: ff286fcc14 (このIDを非表示/違反報告)
ひかるげんぢ(プロフ) - すっごく内容がどタイプでした!続き楽しみに待ってます( ˊᵕˋ* )♩ (2023年1月17日 23時) (レス) @page19 id: c90bc7c72b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こよか | 作成日時：2022年11月7日 1時
