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Murakumo Miduki
「ワタシに何か用かい？
……はは、物好きなものだねぇ。
嫌いではないさ。面白いコは歓迎だよ」
「味が分からないのにどうして料理をするのか？
あはは、変なことを聞くコだねぇ。
分からないからこそ、分かりたい。
そう思うのは至極当然の道理、ってモンじゃあないかい」
「愛を語るなら、それ同等の覚悟を持って欲しいものだね。
『死んでも良い』ーーそのくらいの覚悟があるなら、
いつだってワタシは歓迎するさ」
「月が綺麗、の返答の仕方は知っているかい？
……。知らないならいいんだよ。
ワタシはいつかこれに答えられるヒトに出会いたい、
そう、漠然と思っている」
☽
☽ Murakumo Miduki ページ1
☽
「ワタシに何か用かい？
……はは、物好きなものだねぇ。
嫌いではないさ。面白いコは歓迎だよ」
「味が分からないのにどうして料理をするのか？
あはは、変なことを聞くコだねぇ。
分からないからこそ、分かりたい。
そう思うのは至極当然の道理、ってモンじゃあないかい」
「愛を語るなら、それ同等の覚悟を持って欲しいものだね。
『死んでも良い』ーーそのくらいの覚悟があるなら、
いつだってワタシは歓迎するさ」
「月が綺麗、の返答の仕方は知っているかい？
……。知らないならいいんだよ。
ワタシはいつかこれに答えられるヒトに出会いたい、
そう、漠然と思っている」
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