FIRSTBLUE【青峰大輝】

FIRSTBLUE ページ1

「F.Bが新曲出したって！」

「知ってる！今回もマジかっこ良かったよねえー」


可愛らしいピンクのウォークマンから流れる音楽は可愛らしい機械からエレキを主役にV系の音楽というギャップ

「今回はV系だけどこの前はPOPだったよね」

「ジャンル多さやばいよね」

「わかる。まあだから、オタク達でもハマっちゃうんだろうけどさー」


女子学生が話すF.Bとは

「FIRSTBLUE」の略称でバンドの名前だ

最近若い世代達の中で特に人気で、今回V系の音楽は勿論のこと

クラシック
ジャズ
JPOP
V系
ボーカロイドetc…

と数多の音楽のジャンルをこなしオリコン一位を怒涛の速さで獲得したバンドだ


「けど桐皇にさF.B関係者がいるって噂本当かな？」

「あー聞いた事ある。一時噂になってたよね」

「でもあれガセだったんでしょ？」

「そーなの？なぁんだー」


まあそうだよねーと軽々とした感じで女子学生達は話をする


誰も気づかない隅っこの方でカタンと動いた椅子にハッと話に夢中だった一人の女子が後ろをむくが

「どうしたのー？」

「いや、…気の所為だったみたい」

そこには誰もいなかった

その音がした机の傍でふわりとなびくカーテンの隙間から綺麗な青空が広がっている


これはバスケとは間接的な関わりのない音楽の話

音楽とバスケという無関係さが


もしかしたら彼等を引き合わせたのかもしれない

なんてまだ誰も知らないのだけれど

いーち→

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