「1話〜。ねぇこれタイトルコールいる？」鶴蝶「必要なんじゃないのか？」 ページ2
Aside
ガチャッ
「あれ、
なんで鍵空いてんの〜？」
まだ、少し肌寒さの残る５月。
授業をサボるため、屋上に足を運ぶ。
屋上の扉を開けると，何故か鍵が空いている。
「まぁいっか、1限から体育とか最悪だもんなぁー、、、
うっっっわ
なんでいるんですか
灰谷先輩」
足を踏み入れた屋上には、あまり関わりたくはない人物が。
「あー、Aじゃん。
おはー」
灰谷蘭、六本木のカリスマとか言われてるらしけど、ただのめんどくさい先輩くらにしか感じられない自分はやばいのだろうか、
いちいち挨拶されるのが至極面倒な気持ちを抑えつつ
「ぉはよーございます、、」
渋々挨拶を返す
「つーか名前で呼べって言ってんじゃん。
わかりにくいし」
やだよ、誰が「りんど〜」とか呼ぶか。
あ、兄が呼んでたわ。
なんでこんなにもナチュラルに接してくるんだろうか面倒だなぁ。
関わりたくない人物をわざわざ名前呼びしたくないが、
「善処しま〜す
で、
お二人はなんでここに？」
「？サボりに決まってんじゃん」
当然みたいな顔で言ってくる灰谷蘭。
「そんな、堂々ということでもないですよ〜」
一応フォローしとく。
「お前は？」
いう必要性なくない？
とか言いたいのを堪えながら返事をする。
「えー、
授業暇なんで、
抜けてきただけですよ〜？」
「「それをサボりっつぅんだよ」」
わぁー、ハモったー
さすが兄弟ー
今更教室戻る気にもなんないし、
とりあえず持ってきた本を開く。
「なーに読んでんのー？」
なんて言いながら、蘭先輩が話しかけてくる。
いい場面なんだから邪魔しないでいただきたい。
「人間失格ですよ」
「それおもしれーの？」
「人によるんじゃないですか」
まずは自分で読めよ。
「はぁー、
先輩たちは三、四限出るんですかー？」
「は？なんで」
圧だすなよ。
「なんでって、
3，4限は体育祭の種目決めなんで
めんど〜な役押し付けられるの嫌じゃないですか」
「俺らは生徒会だから執行部なのー」
「えー、いいなーそれー
あれー、執行部ってことは自分もですか？」
「そうだねー」
なんで伝えてくんねーの？
「うわーさいあくー」
生徒会とか本当なら絶対関わりたくなかったのに。
生徒会室とか行きたくなーい
「そういえばお前風紀委員長だっけ」
「そうですねー」
「2話〜。生徒会ってヤバいんだよ」鶴蝶「風評被害だ」→←設定
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作者名：フィーネ | 作成日時：2021年10月18日 0時
