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「っ！」
もう嫌だ。何回目だろうか。
あれから日葵や傑がいる日常の夢を見るようになったAは、夢独特の違和感からふと目を覚ます。
携帯を開けば時刻は日付を超えようとしていた。
明確に覚えているたった今までみていた夢に、強烈な孤独感を覚える。
この世界には自分しかいないような、そのような気持ちになる。
「はーーー、、」
日葵達がいたのがほんの昨日のようで、精神に来るものがある。
Aはこの時間であれば誰かしらいるだろうと、制服から部屋儀に着替えると乱れた髪を整えて談話室へ向かった。
「あ、先輩。」
Aの当ては当たっていたようで、風呂上がりだろうか？
石鹸のいい香りが談話室に充満し、艶めかしく濡らしたままの髪を面倒そうに拭く悟の姿があった。
「こんな時間になにしてんだよ。」
「先輩こそ。」
「さっき任務から帰ったとこ。」
「そうですか。」
前はぎちぎちに座っていたソファも今ではゆとりしかない。
何となく悟の隣に座ると、石鹸の心地の良い香りはさらに強まる。
「……ここにこれば誰かしらいるかなって、思いまして。」
「丁度良かったな。」
「そうですね。ねぇ、悟先輩。」
「？」
「もっと傑先輩の変化に気づいていれば、こんなことにはならなかったんですかね。」
髪を拭く手を止め、悟はどこか寂し気な表情をする。
あまり話題に出すべきでなかったかと、Aは少し後悔をした。
「いや、それでどうこうなるような意思でやってねぇよあいつは。別にお前が気づかなかったせいじゃねぇ。」
「……そうだといいですけど。」
「そんなことより久々ゼルダやろうぜ。」
「元気ですね先輩。」
「やんねーの。」
「やりますやります。まず髪乾かしたらどうですか？禿げますよ。」
「俺イケメンだから禿げねぇの。」
「将来が楽しみですね。」
起きた瞬間のブルーな気持ちも少し晴れ、ゲームの電源を入れるとカセットをゼルダに入れ替える。１か月以上やっていなかったので、起動がほんの少し遅かった。それほどやっていなかったのだろう。
悟と自分のコップに悟はコーラ、Aはウーロン茶を入れると、机に置いて悟の隣に戻り座った。
「気が利くじゃん。」
「元からですよ。」
「へいへい。」
「どこまでやってましたっけ？」
「あそこだよ、あのー、でけぇ亀倒して次変な鳥みてぇな奴倒すのに装備が要るから素材集め。」
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こにしりおん(プロフ) - 0aa2t4497251v4jさん» お気遣いありがとうございます！どっちも頑張りますね。コメント嬉しいです (7月22日 3時) (
レス) id: bb58dec0f7 (このIDを非表示/違反報告)
0aa2t4497251v4j(プロフ) - 社会人一年目はしんどいのでゆっくりで書いた方が良いですよ。私生活優先です。ゆっくり仕事に慣れて下さいね。無理なく頑張って下さい (7月21日 15時) (レス) @page36 id: b21cc666ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こにしりおん | 作成日時：2022年3月11日 4時
