2ペ―ジ ページ4
Aside
練習場所が体育館のギャラリーになってしまい、やっぱり予想していたことになってしまった。
視線を感じ先を探すと、いつものあの人たち。
”トイレ来て”
そう言われて、現在トイレで彼女たちといつものようにアレが始まる。
女1「自分さ、こんな状況なのに、部活の時までバレー部に関わるつもり?」
A『…………』
女2「っ毎回毎回なんか喋れよッ」
ダンッ
肩を強く押される。
反発したいのに、
やり返したいのに、
声が出ないから、
女3「てかこいつ、侑とかの前では、喋ってるやん」
女1「それな」
女4「うっざ、そうやって男の気引いてるやろ笑」
女2「何回さ、言えば分かるん?近づくなって言ったよな。」
A『ッッ!!』
そう言われ、髪の毛を引っ張られる。
そしてもう一度身体を押され、衝動でしゃがみこむ。
女3「もう終わりなん?よっわ」
女4「あ―つまんな、体育館戻るで」
そう言って、帰ったあの人たち。
しばらく背中の痛みに、立ち上がれなかった。
先生に言えばいい そんな考え方をしていたあの頃の私は馬鹿だった。
あの人たちは、みんなが見てないところでこうする。
成績は、悪くもなく、職員室では評判がいい人達ばかりだった。
何も知らない先生たちは、疑うということをしなかったのだ。
結局は、自分が戦うしか無かった。
それでも…
バンッ
桃「Aちゃん!!!!」
私だって、誰かに助けを求めたい。
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作者名:水桜 | 作成日時:2020年4月17日 17時