なずな君との『非』日常生活！？ （１）

20.こんにゃろう ページ24

＊



貴「ふぁぁっ…！美味しそうっ！」


ショーケスに手をついて、色々なフレーバーのアイスを眺める。



どれもこれも、すごーく美味しそう。
そして、カラフルで可愛い見ため。





どれを食べるか迷います……。




なずな「やっぱり、俺はストロベリー味かなぁ。…Aは、なに食べるか決まったか？」


え、もう決めたの！？……んーと…


貴「え、えっと…、じゃあ、チョコミントと…、期間限定のピーチミルクにする！」



チョコミント好きだし、期間限定ピーチミルク気になるし…悔いはない。うん。




すると、何が可笑しかったのか、フフッと目を細めて笑うなずな君。


なずな「…いや、Aって顔に出やすいなぁ、と思って。
だから、その『いきなり笑い出した、なんだコイツ』とでも、言いたそうな顔をやめろ。」




そうして、頬をふにっと引っ張るなずな君。




顔近い！顔近い…！

この状態で顔を真っ赤にしたら、顔が赤いことをバレてしまう。
それで『熱でもあるのか？』って、心配して帰ることになってしまう…！



貴「な、なひゅなくん、やめれ！」

なずな「あ、ごめん！」

『ごめんな？』そう、無邪気に笑いながら言って、手をはなした。



こんにゃろう……！

可愛いでしょ、なにそれ。
許したくなるじゃん！





なずな「…まあ、それよりアイスのサイズどーする？」



貴「レギュラー！」


即答しました。

21.勢いに任せて→←19.珍しく

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す