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Y.T 眠れない夜にページ15

Aside

んー………眠れない。

久しぶりに同じ時間にベッドに入れた祐くんは、最近の仕事の疲れからかベッドに入るや否やコテッと寝てしまった。

真っ白な月明かりに照らされた祐くんの横顔はとっても綺麗。

祐くんは髪の毛をセットしていなければ幾分か幼く見えて、かっこいいとかわいいの洪水。

このままずっと祐くんを眺めておけるなら眠れなくてもいいや～

なんて思ってたら、

祐「…んんっ、A？まだ眠れないの？」

『んー…うん…』

祐「髪の毛撫でてあげる」

普通なら頭を撫でてもらうんだろうけど、私は髪の毛を触られると眠くなってしまうから、眠れない夜には祐くんが私の髪の毛を撫でてくれる

『ありがと………眠くなってきた…』

祐「ん、ゆっくり休んでね、おやすみ」

『おやす……み……』

眠りに落ちるか落ちないかで私の耳に流れてきた祐くんの声は、

『大好きだよ』

私を何よりも安心させてくれるおまじない。