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「おいおい..マジかよ。」

『どうしたの?』


爆発に加え、その所為で水銀レバーのスイッチが作動し、
次揺れたら一気にお陀仏だそうで。


「佐藤に連絡してくれ。観覧車を動かすなって。」

『んー..どうせ爆発するだろうし..飛び降りよう!』

「は?!おま..!って!!手を離せ!!」

『大丈夫。私を信じて。』


松田さんの目をまっすぐ見てそう伝える。


「〜ッ!!ああ!クソッ..!」


彼の手を引き、開いてる扉から飛び降り、
透かさずクッションになるよう
膨大な呪力を含んだ札を下に投げ飛ばし、
自分が下になるよう松田さんを抱きしめた。


『っく..!』

「?!?!?!」


呪力のクッションの上に落ち、
一命を取り留めた。

上の方では水金レバーが作動して、
爆発が起こったようだ。

ちょうど真下ということもあり、
結界を貼った。


『松田さん、大丈夫?』

「お前な〜ッ!」


無事のようだが、
ほんのり顔が紅くなっていた。


『松田さん、紅くなってる〜かぁい..って!!』


揶揄おうとしたら、拳骨を喰らった。

兄にも殴られたことないのに..!


「自業自得だ..ばーか。」


落ちてくるものもなくなり、
結界を解いた。


「先輩、大胆だね〜。」

「松田くん..!Aちゃん..。」


虎杖くんに揶揄われ、
佐藤さんは目に涙を溜めていた。

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作者名:雪姫 | 作成日時:2022年7月17日 22時

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