１０話 ページ11
『標的捕捉!!ブッコロス！！』
『ヤロウオブクラッシャー！！』
と言いながら襲いかかってきた仮想ヴィランを流水岩砕拳で流し、《個性》を乗せた旋風鉄斬拳でカウンターを決めて破壊する。
「これで50p、まあこんなもんか。そろそろ来ねーかなお邪魔ギミック」
そのときだった。ビルよりも全長が高い仮想ヴィラン、お邪魔ギミックが現れた。
圧倒的脅威の登場に受験生たちは逃げ出したが、その波に逆らうようにガロウはお邪魔ギミックへと進んでいった。
お邪魔ギミックの近くに着いたとき、そこでオレンジ色の髪をサイドテールでまとめている女子が倒れて動けなくなっているのを発見し、すぐに駆け寄って声をかけた。
「おいどうした、もうそこまで0pヴィラン迫ってるぞ」
「い、いや、ちょっと足を捻っちゃって。あれから逃げてるやつに押されて転んでね」
と悔しそうに言っていた。どうやら自力で逃げることは出来ないらしい。
まあちょうどいっかとガロウは言い、《個性》を使って風を手に収束させながら0pヴィランに向かおうとした。するとさっきの女子が叫ぶ。
「ちょっと、あんたも早く逃げなって！ そいつ倒しても意味ないんだから、逃げて他の倒した方が良いに決まって……！！」
「まあ見てろって」
そう言いお邪魔ギミックにへと駆け出し、《個性》を使い頭へ向かって大きく跳んだ。
しかし、それに合わせるように0pヴィランは手を振りかざす。普通なら空中で身動きを取れず、叩き落とされお終いだ。
しかしそこをガロウは《個性》を使い、空気を踏み締めるようにして迫り来る腕を回避した。そして0pヴィランの頭の前に到達したガロウは
(約15秒、風を収束させたがこれじゃこのお邪魔ギミックは壊せない。なら……実戦で使うのは初めてだがやってみるか。二重の極みを)
ということを考え、頭に向かって二重の極みを振るった。
二重の極みとは瞬間的に2回衝撃を与えることで、二回目の衝撃は抵抗を受けることなく伝わり物体を破壊するというものだ。
《個性》がなくても岩を破壊することができるものだが、《個性》が広まった影響で急激に衰退してしまった技術である。それをガロウは数少ない文献と余りある才能を用いて現代で再現したのである。
それを喰らった0pヴィランの頭の装甲にヒビが入った。
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すっぱ梅 - むーちょさん» またまた感想ありがとうございます！ この後はまだ考え中なので、更新が遅くなります。よろしくお願いします。 (2018年12月24日 17時) (
レス) id: 2b9256e999 (このIDを非表示/違反報告)
むーちょ - 最高です！最高過ぎてやばいです！好きです！(( (2018年12月23日 19時) (レス) id: b644f9dd35 (このIDを非表示/違反報告)
すっぱ梅 - むーちょさん» 応援ありがとうございます！ 期待に応えられて、うれしく思います。 (2018年12月19日 20時) (レス) id: 2b9256e999 (このIDを非表示/違反報告)
むーちょ - ガロウかっこいいです(*´°`*)大丈夫ですよ！期待に応えまくってますから！これからも応援してます (2018年12月19日 18時) (レス) id: b644f9dd35 (このIDを非表示/違反報告)
すっぱ梅 - むーちょさん» 戦闘シーンは苦手なのでご希望にこたえられるかは微妙ですが、頑張って書こうと思います。 (2018年12月18日 20時) (レス) id: 2b9256e999 (このIDを非表示/違反報告)
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