憧れ ページ1
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A「 アユミ!みてみて〜、今日も藤原くん輝いてるよ〜! 」
アユミ「 あんたさ、いつもこんな遠くから見て…たまにはあの藤原ファンの中に混ざってくるとかしないの? 」
A「 な!そんなこと、私の身分でそんなことしちゃいけないよ! 」
そう言いながら、今日も放課後のグラウンドを自分の教室から見つめる。
私はいつも放課後サッカーをしている同い歳の、藤原樹くんに夢中。
藤原くんはカッコよくて頭が良くてスポーツ万能で…
欠点がない人。
そんな藤原くんに比べて私は…顔も可愛くないしスタイルだって良くない。
おまけに運動音痴で勉強もできない。
藤原くんとは天と地の差。
アユミ「 はぁ、Aがいいならいいけど? 」
A「 …うん、 」
呆れ顔のアユミから藤原くんに目を移す。
シュートを決めた藤原くんは、キラキラの笑顔で笑って友達とハイタッチを交わす。
自然と私も嬉しくなって拍手をしてしまう。
アユミ「 もぉ。笑 私時間だから行くね? 」
A「 うん、明日ね。 」
バイトのアユミと別れ、私はまた藤原くんを見つめる。
次の瞬間、ふと藤原くんがこっちを見た。
自然と目が合ってしまい私はすぐさま身を隠す。
早くなる鼓動を一生懸命深呼吸で落ち着かせる。
そして、火照った顔を手で扇ぎ、最後にふぅと息を吐く。
今のは偶然。
そう、好きなんかじゃない。
ただの憧れだ。
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杜若(プロフ) - れもんさんのアソビゴコロという作品に似てますがこの作品はこの作品で楽しませていただいてます! (2019年9月17日 6時) (レス) id: 2722c7dbb0 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ほんとにありがとうございます!!来夢さんのペースで待ってます!!ほんとにありがとうございます!! (2019年8月14日 23時) (レス) id: 9ac46dce77 (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - りんさん» 了解しました!ぼちぼち落ち着いたら書かせてもらいますね(><) (2019年8月14日 23時) (レス) id: 5e5a40dc2a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - コメントレスありがとうございます!!わー!考えて貰えて嬉しいです!私Twitterやってないのでこっちで書いて貰えると嬉しいです!ほんとわがままですみませんっ!次もほんとに楽しみにしてます!! (2019年8月14日 23時) (レス) id: 9ac46dce77 (このIDを非表示/違反報告)
来夢(プロフ) - りんさん» ありがとうございます(><)わわわ、ぜひ書かせてくださいッ!Twitterにでもひっそり書きたいと思いますね!次回作でもよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年8月14日 23時) (レス) id: 5e5a40dc2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:幸 | 作成日時:2019年4月27日 18時