SUPER LOVERS２【斯波夏生】

76話 ページ30

晴side

晴「...............」

俺は結局、昨日はソファーで寝た

亜樹「ナニ？兄貴、二日酔い？
無職のくせに連休だからってダラけやがって！！」

蒔麻「昨日遅くに零と騒いでなかった？ケンカ？」

晴「零、相手にケンカなんかできるか…」

蒔麻「だよね──
でも、朝早く零がAと出て行ったからさ」

晴「どこに？」

蒔麻「さぁ？タヌキ(犬)連れて行ったから散歩じゃない？」

晴「でも、もー昼だぞ！？」

亜樹「零とAだって五つ六つの
子供じゃねぇんだから昼飯くらい二人で
どーにかすんだろ！？小遣い渡してんだし！！」

晴「蒔麻、零の携帯に電話しろ」

蒔麻「ハイハイ」

＃♫ ♪ ♫ ♪ ♭

蒔麻「携帯置いてったみたい」

晴「じゃあ、Aの携帯に...」

＃♫ ♪ ♫ ♪ ♭

蒔麻「Aも携帯置いてったみたい」

亜樹「何だよ。出かけたんなら
昼飯買ってきてもらおーと思ったのに──」

晴「お前ら心配じゃないのか！？」

亜樹「ねーよ。犬の散歩だろ？」

晴「クソ！！」

俺は零とAを探しに公園へ向かった


Aside

私は零とタヌキの飼い主を捜しに
じーさんの家の近くに来て
近所の人のタヌキのことを聞いて回っていた

一応見つかってので、帰ろうと公園に入った

貴「そういえば零
昨日遅くに晴と騒いでなかった？ケンカしたの？」

零「ケンカなんかしてない」

貴「そっか、ならいいけど…」

絶対何かあったな

また晴に何か言われたのかな？

まあ、零が言いたくないなら言わなくても
いいんだけど…

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