【rfmo】カレラといる場所はカレラと築いていく【2j3j】

第16話 ページ17

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最近は、朝早く来てマネさんと2人でいることが当たり前になった。特に会話が弾むわけでは無いが、夢中で作業している彼女を見ているとなんだか落ち着く気がしている。

今日も俺は勿論、早く来ている。
ドアを開けて見渡すとマネさんはもう来ていた。
少しホッとする自分が居る。

「マネさんーおはようございます〜」



「……マネさん？」

返事は無くて、急いで駆け寄る。
マネさんを見ると机に伏せて寝ていた。




「……まじか。」

朝早いし、(多分俺たちの)配信も見てるしそりゃ睡眠時間無いよなぁ。……んまぁ、俺もか！！

起こすか、寝かせておいた方がいいのか、少し迷う。
机には資料が広がっておらず、今日の撮影の確認は昨日してあるので”起こさない”選択肢をした。

正直、合っているかは分からない。




俺はマネさんの隣に座って、マネさんをチラリと見た。
気持ちよさそうに眠っている。てか、まつ毛なげ！

俺は今日の撮影の再確認をしたり、
ツイをしたり色々と作業をして皆が集まるのを待つ。





『………ふわさん？』

小さくて、よわよわしい声。
隣を見ると、ふわふわしているマネさんがいた。

「おはよーございます。」
『………ふわさん？』
「はい？不破さんです。」

マネさんは目をぱちくりさせている。
まだ起きて間もないので仕方ない。

『ふわさん、おはようございます…』
「あ、あと少しで皆来るって。」
『ほんとですか、分かりました。』


眠そうな彼女は目を擦っている。

『ふわさんこれ、…』
「なにこれ？」

そう言って渡されたのはびっしりと書き込みが施されている紙1枚。

『少しスケジュール調節してみたんですけど、どうですかね…。』


見ると、俺の時間が少しでも取れるように調節されている。
睡眠時間が足りないと言ったのは配信だけである。
配信見たんかなぁ。


『あと、すみません…隣で寝てしまって。』
『不破さんも寝る時間無いのに、私…。』

とても申し訳なさそうにこちらを見てくる。
そんなこと気にしなくていいのに。






色んな気持ちが一気に詰まる、言葉も詰まる。

「……いや、、」
「…調節はありがとう、だけど、俺は、」

なんか、いつもの俺じゃないみたい。








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