65:眩しい ページ15
Aside
外に出てみると校舎にデカデカと
SS
必勝！
ガンバレ！
Trickstar
と中央にTrickstarのマークがかかれた旗を見つけた。
今日もたくさんのキセキが集まり夢に向かって輝いた未来がある
この太陽は俺には明るすぎて…
『いつか燃え焦げそうだな…』
なんて自嘲した。
-SS当日-
SS予選が町中を舞台に繰り広げられるためみんなが切磋琢磨して一生懸命スタッフ活動や宣伝、
アピールをしている中俺はどうしようか当てもなく彷徨った。
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ついにSS決勝日
〔発表します。予選を最後に通過したユニットはTrickstar〕
なんてアナウンスを耳にした
決勝戦出場のTrickstarに応援のメッセージをと…呼ばれて勇気と共に他ユニットに混じりTrickstarの楽屋行く
「「「「期待を希望にしてLet'sBREAKTHROUGH!!」」」」
「ここに」「立っている」「理由」「感じて」
「「「「未来に行こう！」」」」
外にまで聞こえてきた意気込んだ声と共にドアが開く。
「準備は出来たようじゃなTrickstarよ。
さあ、行くがよい夢ノ花の坂道を」
朔間先輩が溢した言葉を皮切りに中央を開け道をつくる
UNDEAD、2Wink、Ra*bits、流星隊、紅月、Valkyrie、knights、姫宮桃李、伏見弓弦
たくさんのユニットがいた。その中
でもTrickstarは気合いに溢れているのか１番輝いているように見えた。
俺は自ら焼き切れそうなほどの輝きに飛び込んでいくなんて馬鹿なことはしないけどやるからには頑張ってほしい。
『見てるから……頑張れよ』
目を見てしっかりと言うとそれに応えるかのように笑ってくれた。
そして前に歩いていくTrickstarの背中が見えなくなるまで見届けた。
さっきの言葉が意外だったのかこちらに目を向ける斎宮先輩、みか、なず兄、勇気の目を避けるように
もと来た道を引き返した。
結局…
俺はまだ逃げている。
そう思ったときにあの時読んだ本の言葉が頭に浮かんだ
【目の前のことに当たって砕けろ】
…と
当たって砕けろ、ねぇ…
(成功するにしても失敗するにしてもとりあえず実行しろ)
って意味だけどさ
『砕けたら…意味ないんじゃねぇの？』
失敗したら駄目なこともあるんだよ
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作者名：朔-さく- | 作成日時：2020年10月20日 0時
