【あんスタ！】朔-さく-【男主】Ⅱ (ページ11)

今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:29,804 hit

61.やわらかタオルページ11

Aside

-inステージ裏-

ステージから降りると広く響く歓声と拍手を聞いた。

Valkyrieの助っ人として役に立ったのなら今の自分を100歩譲って許せた。

だけど笑って微笑んだりしている3人を見るとこの時間を奪った自分とそのきっかけをつくった英智でさえ嫌になる。

とにかく居心地が悪くて汗も拭かずにその場を去ろうとしたとき

頭と肩にやわらかい物が覆い被さって頭は思い切りそのやわらかい物越しに

少し乱暴に撫で回された。

すぐさまその手を振り払って相手を確認する。

『は？……………

何してんすか？俺ら初対面ですよね？

瀬名先輩』

「別にぃ～かさくんとくまくん、なるくんからアンタの事よく聞くし、

アンタの兄貴には俺も世話になってるしねぇ。

アンタの事も知ってるからちょっとした慈悲ってやつぅ？」

「もう～素直じゃないなぁセッちゃんは～♪

辛そうな顔してたから心配したって言えばいいのに～♪」

すると今度は肩に重みを感じて振り返ると朔間が寄りかかってきていた。

やわらかい物の正体はタオルで頭は瀬名先輩、肩のは朔間の仕業のようだ。

『どうでもいいけど、俺が辛そうな顔ってなんすか？』

「は？先輩に対してそんな態度(崩れた敬語)とるわけぇ？まぁ、いいけどぉ

それにそのまんまの意味だけどぉ？」

するとため息をつき、

「なんか見たことあるんだよねぇアンタみたいに追い詰められている人の顔。」

と言われた。その顔は少し悲しそうな寂しそうな感じの顔をしてた。

---------
更新遅くてすみません！
いろんな人の作品を見に行って書き方の勉強をするという名のサボりをしてました。