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咄嗟にAが呪具を片手に呪霊に斬りかかる
が、間一髪で其れを交わしAに向けて伏黒に放ったのと同じのを
「ッ、彼岸!!」
ガラガラと凄まじい音を立てて、Aの上の天井が崩れ落ちる
仮に直撃は免れたとしても完全に避けきる事は免れないと思ったのか、気味の悪い声を上げて笑う呪霊
しかし、次の瞬間だった
手裏剣が呪霊の顔面を掠める
「、、、、いい加減にしろよ。こんぐらいの攻撃で戦闘不能に出来るとでも思うなよ」
[彼岸鬼術 鬼奮狂迅]
手の中でクルリと[顕明連]を回しながらAが身構える
[玉犬 渾]
「!」
刹那、Aに意識が行った呪霊に背後から玉犬 渾を使い伏黒が奇襲をかけた
瞬間
此処まで近付かれ、攻撃を受けるのは流石にヤバイと感じたのだろう呪霊が伏黒に向けて拳を突き出す
「避けろ!」
「![鵺]」
鵺を使い、避けようとした伏黒に呪霊の攻撃が直撃した
「大丈夫ですか?」
(恐らく気絶か、、不味い、、)
Aの後方には壁に打ち付けられグッタリとした様子の伏黒
前方には不気味に笑い続ける呪霊
(、、マジか)
圧倒的に不利な状況にAの頬に一筋の汗が伝った
.
笑いながら矢を放つ呪霊
其れを何度もいなしながら、申し訳程度の手裏剣を送るA
(厄介な事に近接戦にもちこまれるの恐れてか全然寄ってこない)
(呪霊の癖にチキるなよ、、。めんどくせぇ)
なかなか踏み込んでこない呪霊に正々堂々来いやと愚痴りだすA
確かに呪霊の判断は正しい
彼女の得意とする戦法は近接戦だ
手裏剣が有るにしても確実にダメージをいれるものとしては明らかに心細い
つまり遠距離のスベがないAを己の間合いには入らせなければ一方的な攻撃が可能となる
(せめて伏黒が起きてさえくれりゃ、どうにか出来んのに、、)
本当は撤退するのも一つの手だが多分その隙も何も与えさせてくれないだろう
呪霊がジリジリとA等を追い詰める
.
彼女単体ではこの狭い領域で無防備な伏黒を連れて呪霊と戦うのは難しい
だが、其れは彼女が本当に
「?」
「そーいや、、確かにあったわ。すっかり忘れてた」
「あんがと」
「!」
突然、Aが不意に刀から手を放した
(一か八か、、、)
(後の事はその時に考えればいい)
彼女が薄く笑った
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Contrast(プロフ) - ぴぴさん» ぴぴ様ご指摘ありがとうございます!私自身全然気付いておりませんでしたので、教えて下さり有り難うございます!より楽しんでいただけるよう努力させていただきます!! (2021年4月3日 0時) (レス) id: 8384124a90 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴ - とても面白いですね。すこし嫉妬しちゃうぐらいです。ただ、文章の句切りがついてない変なところで改行をしていて、読みにくいときがあるので気をつけた方がいいと思います。 (2021年4月2日 20時) (レス) id: ec02a6ee69 (このIDを非表示/違反報告)
Contrast(プロフ) - りんごさん» そう言って頂けて幸いです!ありがとうございます! (2021年4月1日 10時) (レス) id: 8384124a90 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 好きです^ - ^更新頑張ってください (2021年4月1日 0時) (レス) id: 1abcf988f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Contrast | 作成日時:2021年1月28日 0時