Curse of the Mirror ──鏡の呪い──

花びら十九枚目　Lounge　──談話室── ページ20

「それじゃあ狂花の担当フロアを決めようか」

「担当フロア？」

「このビルは、簡単に言うとこのビルに来た『いけにえ』を殺す場所なんだ」

いけにえ(そいつら)何かしたん？

「B11(地下11階)がいけにえのスタート地点。B10からはそのB10(フロア)を担当する殺人鬼(かわりもの)がいる。

　いけにえはかわりものから逃げながら地上を目指す…って感じだな。

　かわりものは階層が上がるごとに強くなっていく…って配置にしたいんだ。だから狂花の強さを

　確かめたいんだ」

なるほどねぇ…。

能力？とやらもろくに使いこなせてないし、体力ないし、剣術皆無。

Ｂ１０確定案件。

「よし、ついてきてくれ」

雷についていくことになった。



「ひっっっっろ」

「ここは談話室。他のかわりものたちと交流ができる場所だ」

「こんな場所まで作っていたのか」

談話室の存在は知らなかったようで、グレイが感心しているようだ。

「狂花みたいに未成年も来るわけだし、担当フロアにこもらせっぱなし…ってわけにも

　いかないからな」

グレイさん、何も言えないんちゃうんか？えぇ？(((

「この部屋は結構頑丈だしな。ここでちょうどいいだろう」

本棚とか鏡とかございますけど大丈夫ですかねぇ…。壊しそうなんやけど。

「よし、じゃあ…狂花の強さを見せてもらおうか」

いつの間にか雷はスタンガンを構えていた。

花びら二十枚目　The murderer of the 10 basement floor　──地下10階の殺人鬼──→←花びら十八枚目　Place where one can be oneself　──自分らしくいられる場所──

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