冷徹 15 ページ16
「……何をしているんだ」
風介様が、いた。
彼は傘を持って私の前にしゃがんだ。
切なそうな顔。頬には雨の水が伝っている。
「……傘、」
「そこのコンビニで買った。
あの傘は、君にあげたんだ。気にするな」
風介様は分からない。
晴矢くんと同様、一生話せない人だと思っていた。
お互い話すことなく、二人からは私の存在なんて知られることなく、
私はただ二人を見ているだけで、終わるのかと思っていた。
「理解不能だ。
君は晴矢と帰ったのではないか。何故こんなところで座っている。
制服も君も、びしょ濡れじゃないか」
「私は君がよく分からない」と呟く風介様の制服の裾を掴んだ。
彼は驚いている。「なんだ」と問うたそうに。
「私だって分からない……！」
こんなの、自意識過剰だし、
根拠もなにもない。
自分で言うのもナルシストな気がするし、一般的にはおかしいとも思う。
だけど、気になるんです。
「風介様は、私のことが好きなんですか？」
.
.
今までにない展開……(笑)
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レイム - 良かったら僕の作った小説見てください！時雨アリア検索 (2017年4月11日 16時) (
レス) id: 301a3f0529 (このIDを非表示/違反報告)
レイム - いい話でしたああああああ！暑苦しくてすみません！ (2017年4月11日 16時) (レス) id: 301a3f0529 (このIDを非表示/違反報告)
エンジェルβ - 晴矢の好感度があがってしまった。でも風介くんのが好きだな^^すごく好きですこのお話！とっっても良かったです(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年12月26日 10時) (レス) id: 40ea720aaf (このIDを非表示/違反報告)
佐倉 照：Re(プロフ) - モモさん» ありがとうございます＾＾嬉しいです！ (2015年9月13日 13時) (レス) id: bb3e171dee (このIDを非表示/違反報告)
モモ - とってもいいお話でした！！！読んでて楽しかったです！！！ (2015年9月13日 4時) (レス) id: 0593e0ea3b (このIDを非表示/違反報告)
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