好きだよ、ヒビキ。 (ページ41)

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時渡りページ41

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「おーい、大丈夫？」

誰かの声で目が覚める。

目を開けると雲一つない青空が広がっていた。

あれ？私なんで寝てたんだろう。
さっきまでヒビキと森で遊んでたのに。

というかさっきの声は誰？

少し低い男性特有の声みたいな。

「良かった〜起きたんだね」

『…え』

｢心配したんだよA｣と優しい声で話す男の人。

な、なんで私の名前知ってるの…？
誰？私この人知らないんだけど。

混乱している私に男の人は私が困惑しているのを見てかこの状況のことを話してくれた。

「これはセレビィの時渡り。Aは今Aがいた時代の10年後の世界にいるんだ。

ちなみに僕は君がよく知ってるヒビキだよ」

この人の話が本当ならここは未来の世界で、森にいた私はセレビィによってここに来た。

そして今目の前にいるこの人は未来のヒビキ。

まだ頭がこんがらがったままだけど、セレビィの時渡りのことは知っていたので多分本当だと思う。

何よりも証拠に目の前の人がどうなってるか分からないこの世界で唯一ヒビキだけがしているような前髪をしているから。

『あの、ヒビキ…えっと私のいた時代のヒビキは大丈夫なんですか？』

「うん。僕は多分今Aを必死に探してる頃だと思うよ」

そっか、未来だとしたら今いるこの未来の私も10年前に時渡りしてることになるんだ。

だから目の前にいるヒビキもそのことは知ってるのか。

「この時代のAも君に会いたがってたよ。生憎博士から急用が入って研究所に行ったけど。
まぁ会わない方が良かったのかもしれないけどね。ラグが応じないように。」

『そっか私と私が会っちゃって何が変わったらダメだもんね。というか会えないようになってるってことか。』

「うん。そういうこと

さぁ、そろそろ戻らないと君の時代の僕が相当心配してるからね。
セレビィそこにいるんだろ？早くAを元に時代に戻してあげて」

大人のヒビキがそう言うとセレビィは木の陰から出てきて光を放った。

その光が放たれたと同時に私の意識も暗闇へと落ちた。

○●

「──っ！…A！！」

『ん』

「良かった！！A！どこに行ってたの！？心配したんだよ！」

『ごめんね。でも心配しないで何も無いから。』

「良かった〜で、どこ行ってたの？」

『ん〜内緒♪またいつか教えてあげる』

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なんか内容薄いな。