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疲れている君に ページ34

ヒビキside



「(早く会いたい)」



Aがウツギ博士の手伝いのため研究所に籠って早1週間。

全然顔も見ていないし声も聞いていない。


こういう長く引きこもるときは大抵無理している時。
ご飯もあまり食べていないだろうし多分疲れていると思う。

だから自分で言ってはなんだけど僕が会いに行って少しでも疲れが取れればなと思い、現在進行形で研究所に向かっている。




研究所の前に着くと扉を開けようとしたが、なにやら中が騒がしいから忙しいのだろうと思い、裏手に回ってAのデスクの横にある窓へ向かう。

ちょうど天気がいいからか窓が空いていた。



「A!」

『ヒビキ!?』



窓から少し身を乗り出し資料に集中しているAに話しかける。



『急にどうしたの?何か用事?』

「用事と言えば用事。Aを元気にしに来た!」

『…え?』

「疲れてるでしょ?顔色少し悪いよ」



何か僕にやれることはないか。

そう考えた結果、“彼氏”という特権があるからこそできるAが元気になる方法を思いついた。



「A少しこっちによって」



言われた通り僕に近づいたAの頬に手を添える。

そのまま勢いでAをこっちによせ、僕も近づいた。


と、同時にカーテンが風で揺れ、僕たちを隠す。

まるでふたりだけの空間みたいに。







太陽が照らす下、カーテンに映る二人の影は誰にも気づかれず静かに重なった。




これが僕が特権を使ってできるAを元気にする方法。

幼い頃→←好きにならないでね



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マニ。(プロフ) - ✉️。久しぶりです、あけおめでことよろです!あのですが新しいスマホ買えましたか?買えたら返事待ってます。これからも更新応援してます。 (1月1日 18時) (レス) @page29 id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピーチお嬢 | 作成日時:2023年11月6日 16時

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