好きだよ、ヒビキ。 (ページ31)

今日:35 hit、昨日:13 hit、合計:4,919 hit

ナンパページ31

.

1｢そこのお嬢さんここのカフェまでの道教えてくれない？｣

『ここを真っ直ぐ行って右を3回曲がれば着きますよ』

2｢ありがとう！ところでお嬢ちゃん彼氏はいるの？｣

『え？いま…す、けど』

コトネと待ち合わせしていたら男の人が声をかけてきて道を訪ねられた。

道を教えると急に肩を掴んできて、彼氏がいるかどうかを聞かれた。

実際は居ないけど、ここでいないって言っても余計めんどくさくなるだろうと思い、嘘だけどいると応えた。

1｢ほんとに？今ちょっと戸惑わなかった？｣

『本当にいますって！今、彼氏と待ち合わせしてるんです！』

本当はコトネとだけど！

2｢でもいなさそうな感じだけどな〜｣

ものすごく失礼なんですけど？

『いますって！なんで疑うんですか！』

1｢へぇーじゃあ写真見してみなよ｣

『なんで貴方達に見せなきゃいけないんですか！嫌です！』

彼氏なんかいないし写真なんかあるわけないじゃん！

2｢ほーらやっぱりいないんd｢バクフーン！でんこうせっか！｣ｸﾞﾊｯ!｣

1｢なんだお前！｣

「僕の彼女に手、出さないでくれる？」

『ヒビキ…』

本当にしつこいなと思っていたらなんとヒビキが助けてくれた。

しかも彼女って…

1｢チャンピオン！？｣

2｢本当にいたのかよ…｣

1｢ちっ…おい！2行くぞ！｣

2｢まっ待て！絶対骨折れたって！｣

『ありがとうヒビキ』

「ううんAが無事なら良かった」

『でもどうしてここに？』

「たまたま通りかかったらAがナンパされてたんだよ」

『そうだったんだ。本当にありがとう』

助けてくれたのは本当に嬉しかったし感謝もしてる。

でも、あえて“彼女”って言ったのは聞かないことにする。

ｺﾄﾈ｢なんなの〜！あの2人！早くくっついてよぉー！｣(小声)

物陰で一連の流れを見ていたコトネでした。