王子と姫 ページ22
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私は、花の国の姫。
簡単に外には出られないし、礼儀正しくおしとやかにしていなくてはならない。
私はもっと外へ出たいし、世間のことも知りたい。
部屋にずっと籠っていて話し相手は幼い頃から一緒にいるパートナーのデンリュウだけ。
「やぁA姫」
『?』
急に声をかけられ、そちらを見ると窓の外にはエアームドに乗った男の子がいた。
『誰なの?』
「僕は花の国の隣にある星の国の王子のヒビキ。
君を攫いに来た。」
そう言った彼はベランダに降り、開いていた窓から部屋の中へ入ってきた。
『王子様?』
「うん。僕は君に惚れたんだ。昔に一度会った時に」
『私貴方と会ったことありましたか?』
「覚えてないの?…10年前、花の国へ母と来ていて迷子になった僕を君が見つけてくれたんだ。
鮮明に覚えているよ。メリープを連れて、品の良いドレスを着ていて可愛い子だって」
思い出した。あの時、城を抜け出して歩いていたら迷子の子を見つけたのだ。
数時間ほど一緒にお話して、別れるのが少し寂しかった記憶がある。
「ここにいるのは退屈でしょ?おいでよ
僕と一緒に」
お父様やお母様から叱られるのは目に見えている。
でも今彼について行かなかったら後悔しそうだから。
そっと差し出された手に自分の手を乗せた。
「拒否されても無理やりにでも連れて行くけどね
少しは楽しい事がないと」
--------キリトリ線--------
何が書きたかったのだろう…
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マニ。(プロフ) - ✉️。久しぶりです、あけおめでことよろです!あのですが新しいスマホ買えましたか?買えたら返事待ってます。これからも更新応援してます。 (1月1日 18時) (レス) @page29 id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピーチお嬢 | 作成日時:2023年11月6日 16時